AssumeFrameBased
(clip)
AssumeFieldBased
(clip)
AviSynth は、与えられたクリップがフィールドベースかフレームベースかを記録します。もしクリップがフィールドベースなら、各フィールドのパリティ(すなわち、それがフレームのトップフィールドかボトムフィールドか)も記録します。もしクリップがフレームベースなら、各フレームの優先的なフィールド(すなわち、フィールド別に分離したときに、そのフレームのどちらのフィールドが最初に来るか)を記録します。
しかし、この情報は必ずしも正しいとは限りません。というのも、通常、フィールド情報はビデオファイルに格納されておらず、AviSynth のソースフィルタが単に推測しているだけからです。AssumeFrameBased
と AssumeFieldBased
を使えば、AviSynth にクリップの正しいタイプを伝えることができます。
AssumeFrameBased
は、既存の情報を捨てて、クリップが各フレームのボトム(偶数)フィールド優先のフレームベースであると仮定します(偶然にも、これはソースフィルタが推測するものと同じです*1)。トップフィールド優先にしたいなら、あとで ComplementParity
を使用してください。
AssumeFieldBased
は、既存の情報を捨てて、クリップが偶数番号のフィールドがボトムフィールドで奇数番号のフィールドがトップフィールドのフィールドベースであると仮定します。逆にしたいなら、あとで ComplementParity
を使用してください。
AssumeTFF
(clip)
AssumeBFF
(clip)
現在の値に関係なく、フィールドオーダーを強制します。
ComplementParity
(clip)
入力クリップがフィールドベースなら、ComplementParity
はトップフィールドをボトムフィールドに、ボトムフィールドをトップフィールドに変更します。入力クリップがフレームベースなら、各フレームの優先フィールドを(ボトムフィールド優先をトップフィールド優先に、トップフィールド優先をボトムフィールド優先に)変更します。
原文 Date: 2005/10/13 21:41:11
日本語訳 $Date: 2008/06/22 07:41:17 $