その他機能に関する補足

メモの構成・ファイル名について

大体想像つくかと思いますが、メモ一覧画面と実際のフォルダ構成は対応が取 られています。保存される際にはSHIFT JISのテキストファイルとして保存さ れますので、他のエディタで編集することも可能ですし、CE上のエクスプロー ラを使ってメモの位置を移動することもできます。

※現時点ではファイル名以外の情報は使っていませんが、将来的にファイルの 構造が変わったり、別に設定ファイルを持つ可能性はあります。エクスプロー ラを使ってメモを整理する場合には各バージョンのドキュメントに注意してく ださい。

ファイル名については原則としてメモの1行目がファイル名となります。 ただし、ファイル名として使えない文字(<>|/など)は自動的に取り除かれます。 また、メモの内容を変更した場合には自動的にファイル名は変更されます。 もしすでに同名のファイルが存在した場合には、(1),(2)...といった番号が付加されます。

この原則は暗号化ファイルの場合にも適用されます。このため、 暗号化した場合でも1行目については一覧画面に表示されてしまいますのでご注意ください。

また、ファイル名の変更はメモの保存時に行われます。 外部のテキストエディタ等で変更を行った場合にはファイル名と1行目の対応がとれていない場合がありますが,編集や保存によって自動的にファイル名が更新されます.

プロパティで「メモファイル名とメモタイトルを連動」にチェックがされていない場合、 新規作成時のみ1行目からファイルが生成され、次回以降はファイル名は変更されません。

メモの一行目の内容とファイル名、一覧画面での表示名の対応についてはまだ完全にまとまりきっていない部分があります。 そのうち整理しますのでご了承ください。

扱えるファイルサイズについて

現状、使用しているエディタコントロールの関係で扱えるファイルサイズは約30KBの制限があります。

現在エディタコンポーネントのリプレースを計画しており、それに伴い制限は解除される予定です。

*.tdtについて

プロパティ-[詳細ビュー]-[カーソル位置の保持]にチェックをつけている場合、メモファイル名に拡張子".tdt"がついた ファイルが生成されます。TOMBO 1.1の時点ではこのファイルにはカーソル位置情報が保存されています。
それまでチェックをして外して使用する場合、*.tdtは残ってしまいますので、手動で消去してください。
また、エクスプローラなどで直接メモを整理する場合にはセットでコピー、移動するようにしてください。

将来的にはこのファイルにはメモに付加する属性の値を格納するつもりでいます。このため、近いバージョンでは無条件に生成する形に修正予定です。

パスワードの扱いについて

TOMBOでは、パスワードそのものはメモリにのみ保存され, ファイルやレジストリには記録されません. また,メモリ中のパスワードについても以下の条件でクリアされます.

2番目の操作がない場合に忘れるまでの時間は分単位でプロパティから設定することができます.

メモリに記憶されたパスワードは次回以降にパスワード入力が必要な際に使用されます.

TOMBOはファイルやレジストリなど、永続的に情報を保持する領域にはパスワー ドは記録しません。そのため、パスワードを忘れた場合には思いだす以外に暗 号化されたメモを参照する方法はありませんので注意してください。

暗号化に関して

セキュリティにパーフェクトは存在しませんが、通常使用においては十分な強度が確保できていると 思います。少なくとも、しっかりしたパスワードを使っていればそう簡単には破れないレベルを維持できていると思います。

保存ダイアログ非表示モード

1.11から設定により、オプションの指定でメモを閉じた時に保存確認のダイアログを表示せずに自動的に 保存する機能が追加されました。

有効にするにはプロパティ→詳細ビュータブ→保存ダイアログを表示しない にチェックを入れてください。

非表示モードにおいて、現在の修正を破棄したい場合には、Shift+ESCで修正を破棄できます。


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