グランドマスター オルトリン:
グランカインとアインハザードへの怒りによって、シーレンは一度だけ純粋で完全な存在になったのだ。それがあの破壊の化身だ。
純粋なる怒りが出来上がると、彼女は女神としての慈愛心も厳格さも失い、ただ怒りの感情だけを持って創造を始めたのだ。そうやって創られたのがあの魔物たちだ。
封印されている今はどうであるかは知りえないが、魔物たちは女神が怒りの化身であり、ただ憤怒に駆られた神であることを証明しているのだ。
だが我らはシーレンに仕えるもの。彼女が我らの母たることを子供たちに教えなければならないのだ。だから、彼女の怒りがあのような形で徘徊しているのを認めるわけにはいかないのだ。
「そうか。彼らを殺せばいいのか?」