argen

機能

線形 AR モデルに従う信号を生成する.

形式

x = argen( para, dpt )

パラメータ

  1. para : パラメータ (Scalar, Series, Snapshot)

    • 0 : パラメータを会話的に設定し,オブジェクト x に書き込む.

    • オブジェクト名 : パラメータを para から読み込んで実行する.

  2. dpt : 出力データ点数 (Scalar)

  3. x : 出力時系列 (Series)

解説

  1. para が 0 の場合はパラメータを会話的に設定し,出力オブジェクトに返す.para がオブジェクト名の場合は,指定したパラメータバッファからパラメータを読み込んで,AR 信号を生成する.

  2. パラメータ設定は,画面にコメントが表示されるので,それに従って数値を入力すればよい.

  3. パラメータのフォーマットは,次の通りである.

    [0]入力正規乱数の初期値 ( nrand 関数の init と同じく,奇数)
    [1]Ignored Iteration ( ii )
    [2]ARモデルの次数 ( n )
    [3]ARモデルの係数 ( 次数 1 )
      ⋮
    [n+2]ARモデルの係数 ( 次数 n )
    [n+3]入力正規乱数の分散 ( 入力分散 )
  4. 始めの ii 個は出力されず,その後の dpt 個のデータが x に出力される.

  5. 入力正規乱数は nrand 関数と同じモジュールを使用.

  6. 入力分散が設定されていない場合は 1.0 とする.

  7. burglevin 関数で得られたパラメータオブジェクトは直接使用できない (以下の使用例を参照) .

使用例

に従う信号を生成する.

  • パラメータバッファparaの生成

    % para = argen(0,0)
    Init : 3                        #  入力乱数の初期値 ( 奇数 )
    Ignored Iteration : 10          #  Ignored Iteration
    Order of AR : 1                 #  ARモデルの次数
    AR Coef[1] : 0.8                #  AR係数
    Input Variance : 2.0            #  入力分散
    % para                          #  設定されたパラメータ
    [0]:%  3   10   1   0.8   0.2   #  バッファの内容
  • 信号の生成

    % x = argen(para,1024)          #  paraの内容に従って1024
                                    #  点データを生成
  • burg,levin 関数で求めたパラメータparaを使用する場合 ( 入力分散 1.0 )

    % tmp = (3,10,length(para))     #  Init,Orderを格納
    % para2 = merge(tmp,para);
    % para2:[length(para2)] = 1.0   #  入力分散

    信号生成にはpara2を用いる.

参照

nrandburglevin

Last updated: 2005/11/12