spcf

機能

入力データのパワースペクトル,位相を計算する.

形式

spcf( x, amp, phs )

パラメータ

  1. x : 入力時系列 (Series, Snapshot)

  2. amp : 出力時系列 : パワースペクトル (Series, Snapshot)

  3. phs : 出力時系列 : 位相 (Series, Snapshot)

解説

  1. N 点のデータを入力したときの出力データ

    • データ点数 :

    • パワースペクトル :

      Nyquist 周波数までの片側 PSD を出力するので 2 倍してパワーが同じになるようにしてある.

      は,サンプリング周波数.

    • 位相 : 位相戻し処理を行っている.

      単位は,degree である.

  2. 出力 amp,phs は予め宣言しておく必要がある.

    離散データからの FFT によるパワースペクトル推定について簡単に触れておく.入力 のパワースペクトルの計算には一般的に次式が用いられている [1]

    ただし本関数は FFTC コマンドと同一のモジュールを使用しているため以下のようになる.

    上式以外の定義を用いる文献 [2] があるので注意が必要である.

使用例

User's Manual 第 4 章 3.1 節 フーリエ変換参照

参照

fftcphasepower

[1] 中溝高好 : "信号解析とシステム同定",コロナ社,1988
[2] 越川常治 : "信号解析入門",近代科学社,1992
Last updated: 2005/11/12