map

機能

1 次元データのカラーマップ表示を行う.

形式

map( x, "dirc", style, psize, view[, time, start, end, step] )

パラメータ

  1. x : 入力オブジェクト,2 次元または 3 次元 (Series, Snapshot)

  2. dirc : 表示方向 ("X" or "Y")

    "X" : データの上位次元方向を X 軸とする
    "Y" : データの下位次元方向を Y 軸とする
  3. style : 表示形式 ( 0 ≤ style ≤ 14,整数)

    0 : パターンの色が変化
    1 : パターンのサイズが変化 (パターンの色は color 関数で設定する.データ > 0 : 第 1 パラメータ,データ < 0 : 第 2 パラメータ)
    2 : パターンの色とサイズが変化
    3 : データが min と max の範囲に正規化され,パターンのサイズが変化 (fill)
    4 : style = 3 において,パターンを open で表示
    5 : style = 3 において,パターンの色が変化
    6 : パターンサイズが変化し,データ > 0 : open,データ < 0 : fill
    7 : パターンサイズが変化し,データ > 0 : fill,データ < 0 : open
    8 ∼ 14 : パターンの色が,8 : 青,9 : 赤,10 : マゼンタ,11 : 緑,12 : シアン,13 : 黄色,14 : 白黒の強弱で変化する.
  4. psize : パターンサイズ (0 or 1)

    0 : MAP 全体を SIZE で指定された大きさで表示 (デフォルト)
    1 : 各パターンを正方形で表示
  5. view : 表示データの原点の指定 (1 or -1)

    1 : 左下が原点
    -1 : 左上が原点
  6. time : 描画する間隔 msec 単位 (Scalar)

  7. start : 表示開始点 (Scalar)

  8. end : 表示終了点 (0 のときはデータの最後まで表示する.Scalar)

  9. step : 表示データのステップ ( ≥ 1,0 のときは 1 と同じ)

解説

  1. 表示データの範囲

    scale 関数の z 軸の設定に従って,表示データの最大・最小値を設定する.
  2. PostScript プリンタへの出力

    style = 0, 2, 5, 8∼14 では,表示データがグレイスケールの濃炎レベルに変換される (データの大→小に対して,黒→白に変化).
    その他の style では,color 関数と同様.
  3. time,start,end,step は,データが 3 次元の場合のみ有効である.

使用例

% series dat[4];
% dat:[0]=( -2, -1,  0,  1);
% dat:[1]=( -1,  0,  1,  2);
% dat:[2]=(  0,  1,  2,  3);
% dat:[3]=(  1,  2,  3,  4);

% wopen(1,"A4",0,1);
% size(70,40);
% color(4,2);
% lwidth(2,1);

% x=20;
% y=180;
% ystep=50;
% lstr="map(dat,\"Y\",";
% rstr=",0,-1)";
% string str;

% scale("N","A","N","A","N","F",-3,5);

% for(i=0;i<8;i++){
%   origin(x,y);
%   color(4,2);
%   map(dat,"Y",i,0,-1);
%   color(4,"black");
%   str=lstr+String(i)+rstr;
%   label("I",0,42,5,0,str);
%   if(i==3){
%     x=110;
%     y=180;
%   }else{
%     y=y-ystep;
%   }
% }

と入力したときカラーモードで出力した場合は以下のようになる.

また,グレイスケールモードで出力した場合は以下のようになる.

Last updated: 2005/11/12