iir

機能

データに対して再帰型 (IIR) フィルタをかける.

形式

y = iir( prm, x )

パラメータ

  1. prm : パラメータ系列 (Series, Snapshot)

  2. x : 入力時系列 (Series,Snapshot)

  3. y : 出力時系列 (Series)

解説

  1. 入力が 2 次元のときは,2 次元 IIR フィルタをかける.

  2. アルゴリズム

    入力データを n 個の離散値 (ただし, ) で表し,N 個の離散点からなる "重み関数" (ただし, )を用いる.

    出力値 は次のように求める.

    iir 関数の処理概念図を以下に示す.

    iir 関数のフィルタ処理概念図

    は,関数におけるパラメータ系列 (添字は,系列の順番を示している) .

  3. 通常の方法で設計される直接型の IIR フィルタによる処理を行うには,次のようにする.para_a,para_b はそれぞれ伝達関数 の分母,分子の各係数を firiir 関数に直接入力できるように iirmake 関数で調整したものである.

    % temp = fir(para_b, input_signal);
    % output_signal = gain * iir(para_a, para_b);
    

使用例

User's Manual 第 4 章 3.2 節 フィルタ処理参照

参照

firiirmakebutwmake

Last updated: 2005/11/12