Ring アプリケーションの配布方法 (手動)¶
Ring 1.5 以前における旧式の配布方法です。
Ring 1.6 以降では Ring2EXE の利用を推奨します。
詳しくは「Ring2EXE による Ring アプリケーションの配布方法」を参照してください。
Microsoft Windows 用のアプリケーションの配布¶
手順①:
例えば c:\ring\bin フォルダを c:\myapp へコピーします。
手順②:
c:\myapp\ring.exe から c:\myapp\myapp.exe へ名称変更します。
手順③:
c:\myapp\ring.ring ファイルを作成します。
下記を記述します。
Load "myapp.ring"
myapp.exe の実行時、 ring.ring ファイルも自動的に実行します。
つまり、 myapp.ring ファイルが呼び出されて実行されます。
あるいは myapp.ring を ring.ring へ名称変更します。
これはアプリケーションを短時間で配布可能にする方法です。
ソースコードの保護¶
手順①:
このコマンドを実行します。
ring myapp.ring -go
これはプロジェクトファイル (*.ring) からオブジェクトファイル (myapp.ringo) を生成します。
手順②:
myapp.ringo から ring.ringo へ名称変更します。
実行可能ファイル (ring.exe または myapp.exe) を実行したとき ring.ringo ファイルを実行します。
ring.ring と ring.ringo ファイル¶
Ring は下記の場合に限り ring.ring と ring.ringo ファイルを実行します。
ファイルはカレントディレクトリに存在する
ring.exe で実行するファイルを指定していない
Ring アプリケーションの配布方法として ring.ring (および ring.ringo) に対応しています (Ring2EXE 実装以前)。
Windows インストーラの作成¶
アプリケーションの配布用ツールは色々あります。
参考 : Nullsoft Scriptable Install System (NSIS)
URL : http://nsis.sourceforge.net/Main_Page
C/C++ コンパイラとリンカの使用¶
C/C++ コンパイラによるアプリケーションの配布方法があります。
Ring を C/C++ プロジェクトを組み込むことにより C/C++ コンパイラで実行可能ファイルを作成できます (ring.ring や ring.ringo ファイルは不要になります)。
詳しくは「Ring を C/C++ プログラムへ組み込むには」を参照してください。
モバイル機器向けアプリケーションおよびゲームの配布¶
Ring の Qt プロジェクトまたは LibSDL プロジェクトを組み込むことで、モバイル・アプリケーション、およびゲームをビルドできます。
Qt プロジェクトまたは LibSDL プロジェクトのビルドにより Android 版のパッケージ (*.apk) を生成します。
詳しくは「グラフィックスライブラリへのインタフェース (デモプロジェクト - 2D ゲームエンジン)」を参照してください。