クラス Process_FileFtp

  • すべての実装されたインタフェース:
    ChainProcess, HybsProcess

    public class Process_FileFtp
    extends AbstractProcess
    implements ChainProcess
    Process_FileFtp は、上流から受け取った FileLineModel を処理する、 ChainProcess インターフェースの実装クラスです。 上流から受け取った FileLineModel の ファイルから、localPath のローカル共通パスを remotePath のFTP共通パスに、PFT伝送します。(-command=PUT 処理のみ) ファイルそのものの階層構造は、維持されるため、ローカルからFTPサーバー へのフォルダコピーに近いイメージになります。 Process_FileCopy との違いは、ファイルのエンコード変換は行いません。ただし、 FTP伝送での改行コードの変換は、-mode=ASCII で指定できます。 もうひとつ、Process_FileCopy では、inPath と outPath でのCOPY処理でしたが、 このクラスでは、localPath と、remotePath でそれぞれの共通パスを指定します。 上流プロセスでは、Name 属性として、『File』を持ち、値は、Fileオブジェクト である、Process_FileSearch を使用するのが、便利です。それ以外のクラスを 使用する場合でも、Name属性と、File オブジェクトを持つ LineModel を受け渡し できれば、使用可能です。 引数文字列中に空白を含む場合は、ダブルコーテーション("") で括って下さい。 引数文字列の 『=』の前後には、空白は挟めません。必ず、-key=value の様に 繋げてください。
    変更履歴:
    5.1.5.0 (2010/04/01) 新規追加 ※ 注意 Windwosにおいて、大量ファイルのFTP伝送を行う場合は、注意が必要です。 Windowsにおけるソケットの最大値は、5000がデフォルト値です。 また、TIME_WAITのデフォルト値は、4分(=240秒)です。 FTPの様にデータ伝送時に毎回、ソケットを作成すると、ポートが枯渇します。 この値を変更するには、レジストリに以下のキーを設定する必要があります。 ■ソケットの最大数(5,000~65,534の間で設定): HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\MaxUserPort (DWORD) ■TIME_WAITの時間(30~300秒の間で設定): HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parameters\TcpTimedWaitDelay (DWORD) ※ 設定後は再起動しないと設定が反映されません。
    形式サンプル:
    Process_FileFtp -host=FTPサーバー -user=ユーザー -pass=パスワード -localPath=ローカル共通パス -remotePath=FTP共通パス [-mode=[ASCII/BINARY] ] [-passive=[true/false] ] -host=FTPサーバー :FTPサーバー -user=ユーザー :ユーザー -pass=パスワード :パスワード -localPath=ローカル共通パス :上流で検索されたファイルパスのローカル側共通部分 -remotePath=FTP共通パス :上流で検索されたファイルパスのFTP側共通部分 [-mode=[ASCII/BINARY] ] :扱うファイルの種類を指定します(初期値:ASCII) [-passive=[true/false] ] :パッシブモード(ローカルからサーバーへ接続を張る)を利用するかどうか(初期値:true) (false:アクティブモード(通常のFTPの初期値)で通信します。) [-mkdirs=[true/false] ] :受け側ファイル(GET時:LOCAL、PUT時:FTPサーバー)にディレクトリを作成するかどうか(初期値:true) (false:ディレクトリが無ければ、エラーにします。) [-encode=エンコード名 ] :日本語ファイル名などのエンコード名を指定します(初期値:UTF-8) [-timeout=タイムアウト[秒] ] :Dataタイムアウト(初期値:600 [秒]) [-display=[false/true] ] :trueは、検索状況を表示します(初期値:false) [-debug=[false/true] ] :デバッグ情報を標準出力に表示する(true)かしない(false)か(初期値:false[表示しない])
    バージョン
    4.0
    作成者
    Kazuhiko Hasegawa
    導入されたバージョン:
    JDK5.0,
    • コンストラクタの詳細

      • Process_FileFtp

        public Process_FileFtp()
        デフォルトコンストラクター。 このクラスは、動的作成されます。デフォルトコンストラクターで、 super クラスに対して、必要な初期化を行っておきます。
    • メソッドの詳細

      • init

        public void init​(ParamProcess paramProcess)
        プロセスの初期化を行います。初めに一度だけ、呼び出されます。 初期処理(ファイルオープン、DBオープン等)に使用します。
        定義:
        init インタフェース内 HybsProcess
        パラメータ:
        paramProcess - データベースの接続先情報などを持っているオブジェクト
      • end

        public void end​(boolean isOK)
        プロセスの終了を行います。最後に一度だけ、呼び出されます。 終了処理(ファイルクローズ、DBクローズ等)に使用します。
        定義:
        end インタフェース内 HybsProcess
        パラメータ:
        isOK - トータルで、OKだったかどうか[true:成功/false:失敗]
      • action

        public LineModel action​(LineModel data)
        引数の LineModel を処理するメソッドです。 変換処理後の LineModel を返します。 後続処理を行わない場合(データのフィルタリングを行う場合)は、 null データを返します。つまり、null データは、後続処理を行わない フラグの代わりにも使用しています。 なお、変換処理後の LineModel と、オリジナルの LineModel が、 同一か、コピー(クローン)かは、各処理メソッド内で決めています。 ドキュメントに明記されていない場合は、副作用が問題になる場合は、 各処理ごとに自分でコピー(クローン)して下さい。
        定義:
        action インタフェース内 ChainProcess
        パラメータ:
        data - オリジナルのLineModel
        戻り値:
        処理変換後のLineModel
      • report

        public String report()
        プロセスの処理結果のレポート表現を返します。 処理プログラム名、入力件数、出力件数などの情報です。 この文字列をそのまま、標準出力に出すことで、結果レポートと出来るような 形式で出してください。
        定義:
        report インタフェース内 HybsProcess
        戻り値:
        処理結果のレポート
      • usage

        public String usage()
        このクラスの使用方法を返します。
        定義:
        usage インタフェース内 HybsProcess
        戻り値:
        このクラスの使用方法
        このメソッドは、nullを返しません
      • main

        public static void main​(String[] args)
        このクラスは、main メソッドから実行できません。
        パラメータ:
        args - コマンド引数配列