http://www.zdnet.co.jp/enterprise/0201/24/02012403.html 相次ぐXML規格のアップデート,だが「XQuery 1.0」の更新機能は? 【海外記事】 2002.01.21 現在,主要なXML規格を策定する幾つかの標準化グループでは,製品化に要する 時間を考慮した「簡素さ」と最終的な機能セットの「水準」という双方を満たそうと, お馴染みの悪戦苦闘が繰り広げられている。こうした策定作業を経て完成する XML規格はどれも,あらゆるXMLユーザーに影響を及ぼすものばかりだ。 World-Wide Webコンソシアム(W3C)にとって,2001年12月はこれまでで最も 多忙な1カ月だったと言える。W3Cは先月だけで27種類ものガイドラインを発表した。 そうしたリリースには,現在策定中の主要なXML規格の初めてのワーキング ドラフトやアップデート版のワーキングドラフトも含まれた。 例えば,「XQuery(XML Query Language)1.0」「XPath(XML Path Language)2.0」 「XSLT(Extensible Stylesheet Language Transformations)2.0」,そして 「XML 1.1」などだ。XML 1.1はXML自身のアップデート。 各種XML規格の最近のアップデート XQuery 1.0:XMLデータの新しいクエリ言語の最新版のワーキングドラフト。 非XMLの読みやすいシンタックス,ソーティング,グループ分け,ユーザー 定義関数のほか,出力変形機能を幾つかサポートする。 XSLT 2.0:XMLデータを再フォーマットするためのXMLベースのテンプレート言語。 追加事項は,ユーザー定義関数によるプログラマビリティの強化,グループ分けの サポート,グループ内の重複を削除する機能のサポートなど。 XPath 2.0:XMLデータのサブセットを選択するための式ベースのコンパクトな言語。 現在はXQuery 1.0のサブセットとなっており,XQuery 1.0やXSLT 2.0との間で 調整が図られている。 XML 1.1:バージョン1.1では国際対応化が進められたほか,メインフレームの テキストファイルフォーマットのサポートが追加されている。 http://www.atmarkit.co.jp/fxml/tanpatsu/13protocol/xmlprotocol02.html 第2部 ターゲットを絞ることで成功したRosettaNet 新野淳一 @IT編集局 2002/1/29 RosettaNetは、全世界で400社を超えるベンダが参加する、IT業界や電子部品、 半導体業界を中心としたBtoBのためのコンソーシアムだ。その名前はエジプトで 発見されたロゼッタストーンに由来しており、電子商取引の分野での基盤に なりたいという願いが込められている。活動の中心は米RosettaNetが中心だが、 日本にもロゼッタネットジャパンが設立されており、ソニーやインテルなど、 国内のメーカーも参加している。