グループ形式のセル

 入力欄の編集を行います。それぞれの入力欄は CELL(細胞)とも呼ばれ、主訴、所見などの「ラベル部分」と、その右側の「記述部分」から構成されます。ここでは記述部分の編集を行います。

グループ形式とは

 このセルにはグループ・メニューが設定されています。ある「主訴」に関し いつも入力するパターンを登録しておけば、各欄に一括入力できます。「約束処方」のようなものです。

 ひとつひとつの欄に入力するより、最大公約数を一括入力し、それを削除したり加えたりする方が能率的に入力できます。

グループの選択

 プルダウン・メニューから項目を選択し「挿入」ボタンを押してください。その項目に関連したセルが編集モードで開き、関連する内容が各欄に一括挿入されます。主訴欄には、選択されたメニューがプロブレム・ナンバーとともに挿入されます。

「絞込」欄に文字列を入力すると、その文字列に一致したメニューのみに絞りこまれます。その後「挿入」ボタンを押して、メニューの選択を確定してください。

 後述の「セルの属性設定」で「行頭にタイムスタンプ挿入」が指定されていれば、プロブレム・ナンバーの後に当日の受診日が挿入されます。

メニューへ新規項目の追加

 メニュー項目「...その他」を選択すると、グループ・メニューの「テンプレート編集」パネルが開き、そこで新しいセットを登録したり、既存セットの編集ができます。

 開いた「グループ・メニューへ新規メニュー追加」パネルで、グループ名となる主訴と、それに従属する各欄の内容を入力し「確定」してください。不要な欄は空欄のままで構いません。

文章の削除

 他の欄では アイコンをクリックすると、入力欄の文字すべてが一括削除されますが、主訴欄では記述されているプロブレム・リストを一括削除するわけにはいかないので、削除アイコンはついていません。

前回の記述が透けて見える状態に戻す

 新規ページでは「前回の記述が透けて見え」、同じ内容を繰り返し記述する必要も、データベースに重複データを収納することもありません。前回の内容が透けて見える場合は、よく見ると少し「薄い文字」となっています。ここを少しでも訂正すると、実データで上書きされ「濃い文字」で表示されるようになります。

 「削除アイコン」右の アイコンクリックすると、前回の記述が透けて見えるようになります(実際には本日の記述を完全に削除、前回の記述が透けて見えるようになります。

 通常は編集後「ラベル部分」や「確定ボタン」のクリックで編集モードから抜けますが、この場合はアイコンクリックとともに編集モードから抜けます。

文字色など文字属性の編集

  アイコンをクリックすると、文字属性編集パネルが開きます。あとはそちらの HELP をご覧ください。

 「病名」「伝票」「処方」「診療」など専用エディターの設定された欄では「文字属性」を設定できません(文字属性の HTML コードがエディターで問題発生の原因となるため)。

セルの属性編集

  アイコンをクリックすると、セルの属性編集パネルが開き、セルの外見や挙動に関する色々な設定ができます。説明は CELL 属性編集パネルの HELP を御覧ください。

HTML 形式での編集

 HTML ボタンをクリックすると、HTML形式編集パネルが開きます。CELL 内容は画像などを添付できるようにするため HTML 形式で記述されていますが、通常は HTML のコントロール・コードは目に見えません。このツールは HTML のコントロール・コードを生の状態で編集するためのものです。

 このツールは初期設定で「HTML 編集ツールを表示」にチェックを入れておくと表示されるようになります。これを使えば、個々の文字に色をつけたりすることもできますが、HTML の知識がないとデータを壊してしまう可能性があるので使わないでください。

編集内容の保存

グループ・セルでは右下の「保存」ボタンで、開いているすべての編集内容がサーバに保存され、カーソルは次のセルへジャンプします。「とりやめ」ボタンを押せば何も追加せず元にもどります。

 あるいは「主訴」「所見」などのラベルをクリックしても、内容は保存されます。この場合、次のセルへのジャンプはしません。

キーによる入力欄の移動

 入力欄にカーソルがある状態で「右矢印」キーを押すと、編集内容をサーバへ保存し、カーソルが次のセルへ移動します。Tab キーによる移動が普通なのですが、Web ブラウザーの動作と競合するため、右矢印キーとしました。

他からの文章をコピーする場合の注意

 ここは ( HTML を直接編集するため ) 画面に表示されない「制御コード」も受け付けるようになっています。そのため、他からコピーしてきたデータに制御コードが入っていると予期せぬ動作をする可能性があります。

 そのような場合はコピーした内容を一旦プレーンテキスト・モードのテキスト・エディットなどにペーストし、それをコピーして付箋にペーストしてください。

Update: 2018-04-17