Flex パッケージは、字句パターンを認識するプログラムを生成するユーティリティを提供します。
実行モジュールに --help オプションを指定した場合には man ページを生成するプログラム help2man が存在していることが前提となっています。 しかし現時点においてこのプログラムは存在していません。 そこで環境変数を用いて man ページの生成工程を回避することにします。 以下により Flex をコンパイルするための準備をします。
HELP2MAN=/tools/bin/true \ ./configure --prefix=/usr --docdir=/usr/share/doc/flex-2.6.3
パッケージをコンパイルします。
make
コンパイル結果をテストするために以下を実行します。(約 0.5 SBU)
make check
cxx_restart というテストだけは失敗します。
パッケージをインストールします。
make install
プログラムの中には flex
コマンドが用いられず、その前身である lex コマンドを実行しようとするものがあります。
そういったプログラムへ対応するために lex
という名のシンボリックリンクを生成します。 このリンクが lex
のエミュレーションモードとして flex
を呼び出します。
ln -sv flex /usr/bin/lex