警備兵レイカン:
戦争が始まった時、グルーディオ城まで逃げて来ることができなかった領民たちは、皆バーニス村に群がってきました。その村には、岩でできた外壁があって、侵略群の攻撃に少しでも対抗することができると思ったからです。後退を重ねていた領主の兵士も、その村を拠点に防衛戦線を引きました。負傷者を治療していた一群のアインハザードの司祭も村に残っていました。
グレシア群の侵略を何度も撃退した兵士と村の住民は、生き残ることができるという希望を持ち始めました。しかし、その期待は全て裏切られました。グレシア群がオル マフムの傭兵隊を投入したのです。獰猛な囚人たちは、外壁を突き破って村の中になだれこみ、軍人、司祭、農夫、誰であろうと目に付いたものから虐殺していき、建物も全て焼き尽くしたのです。
たったの一晩でバーニス村は焼け野原となり、惨たらしく殺された村人は安息の地を得ることができず、恨みの募ったアンデッドとなって生き返ったのだと言われております。
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