Dialog Manager画面の各部の機能は以下のとおり.
- アドレス入力ボックス/ [Go]ボタン/ [Validate]ボタン
- アドレス入力ボックスには,実行中のファイル名またはURLが表示される.アドレス入力ボックスにファイル名またはURLを入力して[Go]ボタンを押すと,現在実行中の対話を終了して,指定されたファイルまたはアドレスの対話を開始する.[Validate]ボタンを押すと,実行中の対話に影響を与えることなく,指定されたファイルまたはアドレスの内容の文法などをチェックする.
- [Run]ボタン/ [Pause]ボタン
- 実行中の対話を一時中断・再開する.ただし,発話など出力の実行中に押された場合は,現在出力中の音声などを出力し終えてから中断する.
- [Open Local File...]
- ファイル選択ダイアログからファイルを指定して実行する.
- [View Source]
- VoiceXMLソースファイルを表示する.
- [View Translated]
- VoiceXMLに対応するGalatea DM内部形式を表示する.
- [Quit Current Dialog]
- 実行中の対話を終了する.システムは終了しない.
- [AgentEnable] / [AgentDisable]
- エージェントを一時的に表示・非表示にする.
- [Alpha 1.0] [Alpha 0.8] ...
- エージェントの透明度を指定する.1で完全に不透明,0で完全に透明.
- [Texture] / [Texture with Wireframe] / [Wireframe]
- エージェントの表示方法を切替える.
- [man01] / [man02] / [woman01]
- 顔と声を同時に切替える.
- [AutoMove ON/OFF]
- 顔の制御を実行・停止する.
- [AutoGaze ON/OFF]
- 視線の制御を実行・停止する.
- [EmotionSpeak ON/OFF]
- 感情制御命令による声の制御を有効化・無効化する.
Modules/AM-MCL.rbで制御している.この仕様は見直しを検討中.
- [Neutral] [Happy] [Disgusted] [Sad] [Angry] [Surprised] [Feared]
- 感情を切替える.
- [Nod] / [Say Hello]
- うなずく動作や音声合成のデモを行なう.
- [Demo1] ... [Demo4]
- 定義済みの対話デモを実行する.
音声合成エンジンに送られている文字列からマークアップのタグを取り除いた文字列を表示する.
- 上段: Log
- DMで実行するコンテンツの指示にしたがってアプリケーション処理に関するログが記録される.
- 中段: Input
- SIMからの音声認識などの結果が記録される.
- 下段: State
- DMで実行中のファイルのパスと状態が記録される.
本バージョンのDMはこれ自身がAgentManagerのサブモジュールとして実装されている.
DMは単体でも起動可能である.
$ cd DM/Modules
$ java -jar ../lib/gdm.jar -c ./gdm.conf
AgentManagerサブモジュールのうちbroadcastのモジュールは次の通りである.
DM ... 対話シナリオ管理
AM-MCL ... SSMとFSMの同期管理
FS-MCL ... 顔の向きと表情の制御
PAR ... 出力の並列処理
SIM ... 入力の統合処理
./Modules/gdm.confのShowWindowの値を0にすることで,Dialog Managerウィンドウを非表示にできる.
./Modules/gdm.confのDebug.AMThreadの値を1にすることで,AgentManagerとの通信内容を表示する.その他の内部処理の途中状態はDebug.DM, Debug.IC, Debug.OQMなどの値を1にすることで表示される.
DMのXML Grammarは./lib/grammar.xmlを雛型として使用している.
起動時などにサブモジュールに送るコマンドは./lib/galatea.xmlに記述されている.VoiceXMLの書式にあわせているが,各blockのnative要素以外は無視される.initOutputおよびinitRecogを順に実行している.