FineKernelToolKit  3.1.0
公開メンバ関数 | プロパティ | 全メンバ一覧
FK_CLI::fk_RectTexture クラス

矩形テクスチャを生成、管理するクラス [詳解]

+ FK_CLI::fk_RectTexture の継承関係図
+ FK_CLI::fk_RectTexture 連携図

公開メンバ関数

 fk_RectTexture ()
 コンストラクタ1 [詳解]
 
 fk_RectTexture (fk_Image^ image)
 コンストラクタ2 [詳解]
 
 ~fk_RectTexture ()
 デストラクタ [詳解]
 
 !fk_RectTexture ()
 ファイナライザ [詳解]
 
void Init (void)
 初期化メソッド [詳解]
 
void SetTextureCoord (double sX, double sY, double eX, double eY)
 部分抽出設定メソッド1 [詳解]
 
void SetTextureCoord (fk_TexCoord^ S, fk_TexCoord^ E)
 部分抽出設定メソッド2 [詳解]
 
fk_TexCoordGetTextureCoord (int ID)
 部分抽出参照メソッド [詳解]
 
- 基底クラス FK_CLI::fk_Texture に属する継承公開メンバ関数
bool ReadBMP (String^ fileName)
 BMP ファイル入力メソッド [詳解]
 
bool ReadPNG (String^ fileName)
 PNG ファイル入力メソッド [詳解]
 
bool ReadJPG (String^ fileName)
 JPEG ファイル入力メソッド [詳解]
 
void FillColor (fk_Color^ color)
 一様色初期化メソッド1 [詳解]
 
- 基底クラス FK_CLI::fk_Shape に属する継承公開メンバ関数
void ClearMaterial (void)
 パレット初期化メソッド [詳解]
 
void PushPalette (fk_Material^ mat)
 マテリアル追加メソッド [詳解]
 
void SetPalette (fk_Material^ mat, int ID)
 マテリアル設定メソッド [詳解]
 
fk_MaterialGetMaterial (int ID)
 マテリアル取得メソッド [詳解]
 
- 基底クラス FK_CLI::fk_Attribute に属する継承公開メンバ関数
bool SetAttrII (int key, int value)
 キーが int 型、値が int 型である属性設定メソッド [詳解]
 
bool SetAttrID (int key, double value)
 キーが int 型、値が double 型である属性設定メソッド [詳解]
 
bool SetAttrIS (int key, String^ value)
 キーが int 型、値が String 型である属性設定メソッド [詳解]
 
bool SetAttrSI (String^ key, int value)
 キーが String 型、値が int 型である属性設定メソッド [詳解]
 
bool SetAttrSD (String^ key, double value)
 キーが String 型、値が double 型である属性設定メソッド [詳解]
 
bool SetAttrSS (String^ key, String^ value)
 キーが String 型、値が String 型である属性設定メソッド [詳解]
 
int GetAttrII (int key)
 キーが int 型、値が int 型である属性参照メソッド [詳解]
 
double GetAttrID (int key)
 キーが int 型、値が double 型である属性参照メソッド [詳解]
 
String^ GetAttrIS (int key)
 キーが int 型、値が String 型である属性参照メソッド [詳解]
 
int GetAttrSI (String^ key)
 キーが String 型、値が int 型である属性参照メソッド [詳解]
 
double GetAttrSD (String^ key)
 キーが String 型、値が double 型である属性参照メソッド [詳解]
 
String^ GetAttrSS (String^ key)
 キーが String 型、値が String 型である属性参照メソッド [詳解]
 
bool ExistAttrII (int key)
 キーが int 型、値が int 型である属性存在参照メソッド [詳解]
 
bool ExistAttrID (int key)
 キーが int 型、値が double 型である属性存在参照メソッド [詳解]
 
bool ExistAttrIS (int key)
 キーが int 型、値が String 型である属性存在参照メソッド [詳解]
 
bool ExistAttrSI (String^ key)
 キーが String 型、値が int 型である属性存在参照メソッド [詳解]
 
bool ExistAttrSD (String^ key)
 キーが String 型、値が double 型である属性存在参照メソッド [詳解]
 
bool ExistAttrSS (String^ key)
 キーが String 型、値が String 型である属性存在参照メソッド [詳解]
 
bool DeleteAttrII (int key)
 キーが int 型、値が int 型である属性消去メソッド [詳解]
 
bool DeleteAttrID (int key)
 キーが int 型、値が double 型である属性消去メソッド [詳解]
 
bool DeleteAttrIS (int key)
 キーが int 型、値が String 型である属性消去メソッド [詳解]
 
bool DeleteAttrSI (String^ key)
 キーが String 型、値が int 型である属性消去メソッド [詳解]
 
bool DeleteAttrSD (String^ key)
 キーが String 型、値が double 型である属性消去メソッド [詳解]
 
bool DeleteAttrSS (String^ key)
 キーが String 型、値が String 型である属性消去メソッド [詳解]
 

プロパティ

fk_TexCoord^  TextureSize [get, set]
 テクスチャサイズプロパティ [詳解]
 
bool RepeatMode [get, set]
 リピートモードプロパティ [詳解]
 
fk_TexCoord^  RepeatParam [get, set]
 リピートモード枚数プロパティ [詳解]
 
- 基底クラス FK_CLI::fk_Texture に属する継承プロパティ
fk_Image^  Image [get, set]
 画像データプロパティ [詳解]
 
fk_Dimension^  ImageSize [get]
 画像サイズプロパティ [詳解]
 
fk_Dimension^  BufferSize [get]
 画像バッファサイズプロパティ [詳解]
 
fk_TexMode TextureMode [get, set]
 テクスチャモードプロパティ [詳解]
 
fk_TexRendMode RendMode [get, set]
 テクスチャ描画品質プロパティ [詳解]
 
fk_TexWrapMode WrapMode [get, set]
 テクスチャ外周部設定プロパティ [詳解]
 
- 基底クラス FK_CLI::fk_Shape に属する継承プロパティ
fk_RealShapeType^  RealShapeType [get]
 形状データ構造プロパティ [詳解]
 
fk_Palette^  Palette [get]
 パレットプロパティ [詳解]
 
fk_MaterialMode MaterialMode [get, set]
 マテリアルモード設定メソッド [詳解]
 
int MaterialID [get, set]
 オブジェクトマテリアル ID プロパティ [詳解]
 
int PaletteSize [get]
 パレット中のマテリアル格納数プロパティ [詳解]
 
cli::array< fk_Material^ >^ MaterialVector [get]
 マテリアル配列取得メソッド [詳解]
 

詳解

矩形テクスチャを生成、管理するクラス

このクラスは、矩形型のテクスチャを制御する機能を提供します。 テクスチャを表示する方法としては、最も簡単なクラスとなります。

テクスチャ画像を表示する最低限の手順は、以下の通りです。

  1. 画像を入力する。
  2. fk_RectTexture::TextureSize プロパティへの設定によって、大きさを設定する。
  3. fk_Model に登録する。

あとは、他の形状クラスと同様です。

矩形の配置は、モデルの方向ベクトルに垂直となり、 画像の中心とモデルの中心が一致するように配置されます。 また、画像の表側はモデルの後方 (初期状態では +z 方向) 側から見た場合に見えるという点に注意して下さい。

参照
fk_Texture, fk_TriTexture, fk_MeshTexture, fk_IFSTexture

構築子と解体子

FK_CLI::fk_RectTexture::fk_RectTexture ( )

コンストラクタ1

FK_CLI::fk_RectTexture::fk_RectTexture ( fk_Image image)

コンストラクタ2

引数
[in]imageテクスチャ画像。省略するか null を代入した場合は、 テクスチャ画像を初期状態では生成しません。
FK_CLI::fk_RectTexture::~fk_RectTexture ( )

デストラクタ

FK_CLI::fk_RectTexture::!fk_RectTexture ( )

ファイナライザ

関数詳解

void FK_CLI::fk_RectTexture::Init ( void  )

初期化メソッド

現在設定されているテクスチャ画像を廃棄し、全ての設定を初期状態に戻します。

void FK_CLI::fk_RectTexture::SetTextureCoord ( double  sX,
double  sY,
double  eX,
double  eY 
)

部分抽出設定メソッド1

画像の部分矩形領域を切り出し、その部分をテクスチャ画像とします。 領域指定はテクスチャ座標系を用います。 テクスチャ座標系については fk_TexCoord の説明を参照して下さい。 なお、 fk_RectTexture::RepeatMode でリピートモードを有効とした場合、 この部分抽出の設定は無効となります。

引数
[in]sX抽出左下部分の x 成分
[in]sY抽出左下部分の y 成分
[in]eX抽出右上部分の x 成分
[in]eY抽出右上部分の y 成分
void FK_CLI::fk_RectTexture::SetTextureCoord ( fk_TexCoord S,
fk_TexCoord E 
)

部分抽出設定メソッド2

画像の部分矩形領域を切り出し、その部分をテクスチャ画像とします。 領域指定はテクスチャ座標系を用います。 テクスチャ座標系については fk_TexCoord の説明を参照して下さい。 なお、 fk_RectTexture::RepeatMode でリピートモードを有効とした場合、 この部分抽出の設定は無効となります。

引数
[in]S抽出左下部分のテクスチャ座標
[in]E抽出右上部分のテクスチャ座標
fk_TexCoord ^ FK_CLI::fk_RectTexture::GetTextureCoord ( int  ID)

部分抽出参照メソッド

setTextureCoord() メソッドによって部分抽出領域を設定した場合、 その領域のテクスチャ座標を取得します。

引数
[in]ID0 であれば左下部のテクスチャ座標を、 1 であれば右上部のテクスチャ座標を返します。 それ以外の値を入力した場合は、常に (0, 0) を返します。
戻り値
左上部、または右上部のテクスチャ座標
参照
SetTextureCoord()

プロパティ詳解

fk_TexCoord^ FK_CLI::fk_RectTexture::TextureSize
getset

テクスチャサイズプロパティ

矩形テクスチャの大きさの参照・設定を行います。

参照
fk_TexCoord
bool FK_CLI::fk_RectTexture::RepeatMode
getset

リピートモードプロパティ

リピートモードの参照・設定を行います。 true であればリピートモードを有効とし、 false であれば無効とします。

リピートモードを有効にすると、画像が縦横に行列上に並んでいる状態になります。 並ぶ枚数については、 fk_RectTexture::RepeatParam プロパティで設定します。

リピートモードを利用する場合、画像の横幅、縦幅いずれも $ 2^n $ (n は整数) で表される数値でなければならないという条件があります。 (横幅と縦幅は一致している必要はありません。) この条件を満たさなかった場合の動作は保証されません。 また、リピートモードを有効とした場合、 SetTextureCoord() による 画像の切り出しも無効となります。

参照
RepeatParam
fk_TexCoord^ FK_CLI::fk_RectTexture::RepeatParam
getset

リピートモード枚数プロパティ

リピートモードでの、縦方向と横方向に並べる枚数を設定します。 リピートモードについては fk_RectTexture::RepeatMode の説明を参照して下さい。

なお、枚数は正であれば整数である必要はありません。 その場合は、右端と上端の画像が途中で切れます。

参照
RepeatMode