キーワードファイルの作成方法

拡張子ごとのキーワードは、MKWファイルに記述されています。 このファイルの作成方法を以下に解説します。

基本仕様

作成位置
<MAXY.EXEのあるディレクトリ>/types
ファイル名
<設定名>.mkw
同じタイトルのMSDファイルが存在している必要があります。
文字コード
UTF-16LEBOMなし)
改行コード
CR+LF

記述方法

書式

MKWファイルでは、以下の書式を必要な数だけ繰り返して記述します。

[<キーワード種類> <文字色> <背景色>]
<キーワード1>
<キーワード2>
...

次に、それぞれの詳細を説明します。

キーワード種類
Maxyで扱えるキーワードとしては、以下のものがあります。 全て大文字・小文字を区別します
キーワード名意味説明
NORMAL 通常キーワード ここに指定されたキーワードを、指定の文字色・背景色で表示します。
LINE 行キーワード このキーワードから行末までを、指定の文字色・背景色で表示します。 行末までの間に別のキーワードが含まれていても無視されます。
QUOTE 引用キーワード このキーワードが行頭にある場合のみ、行全体を指定の文字色・背景色で表示します。 行末までの間に別のキーワードが含まれていても無視されます。

これ以外の形式のキーワードは、現在のところサポートしていません。 将来的には、以下のものもサポートする予定です。

文字色・背景色
キーワードの文字色および背景色を、この順番で指定します。 色は6桁の16進数(RRGGBB)で表します。
キーワード1,2,...
以下、キーワードを羅列していきます。

この書式により、関連性の高いキーワードをグループ化して扱うことができ、キーワードの色を変更する時も関連するキーワードを一度に変更できます。

注意

記述例

MKWファイルの記述例として、C++言語の設定を以下に示します。

[LINE 008000 ffffff]                 ; 行コメント
//

[LINE 800080 ffffff]                 ; プリプロセッサ
#

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; 基本型
signed
unsigned
void
char
short
int
long
float
double

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; 記憶クラス
auto
register
static

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; 修飾子
const
volatile

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; 制御
if
else
for
continue
do
while
switch
case
default
break
goto
return

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; 列挙型・構造体・共用体
enum
struct
union

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; その他
sizeof
typedef

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; C++
asm
inline
template
typename
operator
namespace
using
new
delete
bool
true
false

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; クラス
class
public
private
protected
friend
this
virtual
explicit
mutable

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; 例外処理
try
catch
throw

[NORMAL ff0000 ffffff]               ; キャスト
const_cast
static_cast
dynamic_cast
reinterpret_cast