normal

機能

入力データが正規分布 (normal distribution) に従うかどうか,Kolmogorov-Smirnov の検定を行う.

形式

y = normal( x )

パラメータ

  1. x : 入力データ (Series,Snapshot)

  2. y : 検定結果 (Series)

    1. y : [0] 検定統計量

    2. y : [1] p 値

解説

データの値を ,標準得点を

とする.

(標準得点 : : 平均値 : 標準偏差)

について標本分布関数 (累積相対度数) を計算する.度数 1 の相対度数は, となる.2 つの が同じ値を持つ所では,度数 2 に相当する分だけ増加する.

について,標準正規分布の累積確率の値を とする.

検定統計量

このとき,

が成り立ち,検定量 は漸近的に に従って分布する.

Kolmogorov-Smirnov のλ分布表の値より p 値を算出する.

参照

  1. 天野健太郎 (編) (1985) : 『数学ハンドブック』,pp31,787,森北出版.

  2. 奥野忠一 (編) (1986) : 『応用統計ハンドブック』,pp85-87,養賢堂.

Last updated: 2005/03/31