配列
しばしば複雑なプログラムでは大量のデータを保持可能にする必要性があります。保持の必要があるデータに関して部品ごとに変数を作るのは非合理的です。この用途には配列が便利です。分かりやすく言うと配列は大量の異種値を単体変数で保持できる方法です。数値や文字列の変数を作成可能です。以下を参照してください。
Dim A[5]
上述の用例では数値の配列として A を作成します。 A には A[0] ~ A[4] までを用いて取得した五個の数値を代入してあります。配列の末尾要素は A[5] ではなく A[4] であることに注意してください。理由として配列において最初のインデックスは 0 であり、配列では 5 個まで代入しています。この配列へ値を設定するには以下の通りにします:
A[0] = 3
A[1] = 2
A[2] = 7
A[3] = 1
A[4] = 0
配列は変数とほぼ同じようにアクセスします。以下をご確認ください。
X = A[0] + A[3] ( 上述の用例を参考に変数 X へ 4 を設定します。)
文字列変数の作成時、通常の文字列変数を使うのと同じように $ を使う以外は数値変数の作成と同じです。以下をご確認ください。
Dim B$[3]
B[0] = "ABC"
B[1] = "DEF"
B[2] = "I KNOW THE ALPHABET"
この配列は最大三次元まで扱えます。さらに多くの次元を配列へ追加すると、場合により配列にあるデータの組織化をしやすくなります。以下を参照してください:
Dim X[2, 3]
Dim Y[3, 4, 5]
上述の用例は一次元目にインデックスが二個存在する二次元配列として X を作成します。なお、二次元目にはインデックスが三個存在します。つまり、一次元目に存在する二個のインデックスには三種の異なる値を代入できることを意味します。従って X には合計六個の異なる値を保持可能です。二行目では三次元配列として Y を作成します。 Y の一次元目には三個のインデックスが存在します。二次元目の三個のインデックスには四個のインデックスが存在します。四個のインデックスには最大五個の値を保持可能です。従って Y には合計六十個の異なる値を保持可能です。多次元配列の動作については、以下の用例を参照してください:
X[0, 2] = 5
(この行は最初のインデックスで第三値に 5 を設定します。留意点として、最初のインデックスは必ず 0 になるため、第三インデックスは 2 になります。)
Y[1, 2, 3] = 6
(この行で配列を設定すると第二インデックスに存在する第三インデックスの第四値は 6 になります。この説明は冗長ですね。)