16. Tkを用いたグラフィカルユーザインターフェイス

Tk/Tclは長らくPythonの欠くことのできない一部となっていて、頑健でプラットホームに依存しないウィンドウ・ツールキットです。PythonプログラマがTk/Tclを利用するには、Tkinterモジュールとその拡張であるTixモジュールを使います。

TkinterモジュールはTcl/Tkの上に作られた軽量なオブジェクト指向レイヤです。Tkinterを使うために、Tclコードを書く必要はありません。しかし、Tkドキュメントと、時々はTclドキュメントを調べる必要はあります。TkinterはPythonクラスとしてTkウィジェットを実装する一連のラッパーです。それに加えて、内部モジュール_tkinterはPythonとTclに相互作用を許すスレッドセーフ・メカニズムを提供します。

TkはPythonにとってただ一つのGUIと言う訳ではありませんが、もっともよく使われているものです。Python用の他のGUIツールキットに関するこれ以上の情報については、16.6章``他のユーザインターフェイスモジュールとパッケージ''を参照してください。

Tkinter   グラフィカルユーザインターフェイスのためのTcl/Tkへのインターフェイス
Tix   Tkinter用のTk拡張ウィジェット
ScrolledText   垂直スクロールバーを持つテキストウィジェット。
turtle   タートルグラフィックスのための環境。

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