しかし、まだインストールは完全に終了したわけではありません。ネットワークインストールでは、この後、各ユーザーごとにインストーラーを起動して設定をする必要があります。
では、以下の手順に入る前にログアウトをして、今度はOpenOffice.orgを使用するユーザーでログインしてください。また、以下の手順はOpenOffice.orgを使用するユーザーごとに必要ですので、ユーザーの数だけ実行することになります。がんばってください。

各ユーザーごとにインストールする

OpenOffice.orgを使用するユーザーでログインをしたら、まず、先ほどのインストールで設定したOpenOffice.orgをインストールしたディレクトリ内にある"OpenOffice.org Setup"を実行します。今回は"-net"オプションは必要ありませんので、そのOpenOffice.org Setupをダブルクリックで実行してください。

インストーラー起動 インストーラーを起動すると、先ほどと同じ様なインストール画面が表示されます。「次へ>>」をクリックしてください。


重要な情報 重要な情報 最初にインストールしたときと同様に「重要な情報」と「ソフトウェア認可協定」が表示されます。最初のと全く同じ内容ですので、ここでは読み飛ばして「次へ>>」ボタンをクリックして、次へ進むことにしましょう。


ユーザーデータの入力 ここでは、現在ログインしているユーザーの「ユーザーデータの入力」を行います。しかし、これらのデータを入力しなくても、OpenOffice.orgは正常に動作するので、入力の必要はありません。また、これらのデータがOpenOffice.org以外に使われることはなく、また、OpenOffice.orgが勝手にこのデータをインターネット上に流すことはありませんので、安心して入力してください。とりあえず、姓名ぐらいは入力しておくことにしましょう。


インストールの種類を選択 ここでは、現在のユーザーでの「インストールの種類を選択」します。よく分からない方は、「ワークステーションインストール」が選択されていることを確認して、「次へ>>」ボタンをクリックしてください。 「ワークステーションインストール」は、先ほどOpenOffice.orgをインストールしたディレクトリにある、プログラムファイルや設定ファイルを他のユーザーと共有し、ユーザー固有の設定ファイルのみを各ユーザーのホームディレクトリにインストールすることになります。また、プログラムファイルなどを共有するために、インストール時間が短くなり、また、ハードディスクの節約にもなります。
「ローカルにインストール」とは、簡単に言えばスタンドアローンインストールすると言うことです。先ほどインストールしたOpenOffice.orgには一切関係なく、現在のユーザーだけのOpenOffice.orgをインストールすることになります。これによって、他のユーザーとはプログラムファイルや設定ファイルなどを一切共有しなくなります。
「ワークステーションインストール」を選択することをお勧めします。どちらかを選択したらば、「次へ>>」ボタンをクリックしてインストールの設定を続けます。


インストールディレクトリ では、現在のユーザーの設定ファイルなどをインストールする「インストールディレクトリを選択」します。デフォルトで先ほどOpenOffice.orgをインストールしたディレクトリが表示されていますが、このままだとエラーになってしまいますので、どこか別のディレクトリを指定してください。基本的には"C:\WINDOWS\Profiles\[user]\Application Data\OpenOffice.org1.0.1"([user]にはユーザー名が入ります)にインストールすることをお勧めします。


インストール ここでは、特に設定することはありません。「インストールする」ボタンをクリックしてください。


関連づけ 続いて、ファイルの関連付けについて尋ねられます。
Microsoft Officeの各種ファイルをダブルクリックしたときに、OpenOffice.orgが起動するようにしたい場合は、デフォルトのままチェックボックスにチェックを入れておいたままにしてください。また、今まで通りMicrosoft Officeの各種ファイルをダブルクリックでMicrosoft Officeが開くようにしたい場合には、チェックを外してください。よく分からない方は全てのチェックを外すことをお勧めします。関連付けの設定が終わったら「OK」ボタンをクリックします。


Java ここでは、Javaの設定をします。JavaやJREという単語が分からないような初心者とJavaの設定が必要のない方は、「JavaおよびJavaScriptの支援なし」をクリックして、「OK」ボタンをクリックしてください。
さて、JavaはOpenOffice.orgのドキュメント内でJavaアプレットを実行するのに必要なわけですが、これはあらかじめシステムにインストールしてある必要があります。システムにインストールされている場合は、リストに表示されているので、そのうちOpenOffice.orgで使用するJavaの環境を選択し、「OK」ボタンをクリックしてください。
また、JREやJDKをインストールしているはずなのにリストに表示されないと言う場合には、「手動で検索」ボタンをクリックし、JREやJDKのホームディレクトリを指定してください。正しく指定されるとリストに表示されるので、それを選択して「OK」ボタンをクリックしてください。


完了 これで、インストールは無事完了しました。「完了」ボタンをクリックすると、インストーラーが終了します。
また、他のユーザーでもOpenOffice.orgを使用する場合には、同様の事を繰り返してください。