まずブラウザーの環境設定をしてください。でないと「印刷」や「文書作成」などのウインドーが開かなかったり、画面が文字化けを起こすことがあります。
- Safari の場合
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「環境設定」「セキュリティ」で「ポップアップウインドウを開かない」のチェックをはずしておきます。
さらに「環境設定」「タブ」で「ウインドウの代わりにタブでページを開く」を「しない」に設定し「...リンクを新規タブで開く」のチェックもはずしておきます(このように設定しないと、色々な周辺ツールが別ウインドウとして開きません)。
「環境設定」「詳細」でデフォルトのエンコーディングを Unicode(UTF-8) に設定します。
- Google Chrome の場合
- 「環境設定」「プライバシー」「コンテンツの設定」を開きます。パネル内をスクロールさせ、「ポップアップ」で「すべてのサイトに対してポップアップ表示を許可する」を選択します。
「環境設定」「詳細設定を表示」「フォントをカスタマイズ」を開きます。パネル内をスクロールさせ一番下の「エンコード」で Unicode(UTF-8) に設定します。
- FireFox の場合
- 「環境設定」「コンテンツ」で「ポップアップウインドウをブロックする」のチェックをはずし、さらに「環境設定」「タブ」で「新規ウインドウではなく新規タブで開く」のチェックもはずしておきます。
「環境設定」「コンテンツ」「デフォルトフォントの詳細設定」「デフォルト文字エンコーディング」を Unicode(UTF-8) に設定します。これだけでうまく反映されない場合は、デスクトップのメニューバーの「表示」「文字エンコーディング」で Unicode(UTF-8) を選択してください。
- NOA の画面構成
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画面左 2/3 を「カルテ本体」、右 1/3 を「ツール・エリア」と呼び、カルテ本体にはカルテ内容を表示、ツール・エリアには周辺ツールが表示されます。カルテ本体の左には受診歴を示すカレンダーが default で表示されます。これは初期設定で表示させないようにもできます。
両エリアの区切り線をマウスでドラッグすると、ツール・エリアの巾を自由に広げることができます。
周辺ツールには原則として右肩に「?マーク」のヘルプ・アイコンがあります。それをクリックして説明を参照してください。
ちなみに NOA で多用されるグリーン系は「眼に優しい色」「生命の色」ということで NOA のシンボル・カラーです。
- 新患を登録
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初めて NOA を使うには、まずカルテ・データがなくては何も始まりません。新患登録をしてみましょう。ツール・エリアの「ツール・メニュー」「新患登録」をクリックします。
テスト用カルテを作っておくと何かと便利です。新患登録は生年月日を元に行われますので、「2000年1月1日」生まれなど、覚えやすい数字でテスト用カルテを作っておくとよいでしょう。あとは新患登録ツールのヘルプアイコンをクリックして詳細説明を読んでください。
- カルテを開く
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カルテ上端のヘッダー左にある「虫眼鏡」アイコンでカルテ検索パネルが表示されます。詳細はパネルの HELP を参照してください。
グリーンのヘッダー内にある検索欄は、開いたカルテ内の文言を検索するためのものですが、「8文字の数値」の場合のみ、カルテID によるカルテ検索ができます。
- カルテ本体とカルテ・ヘッダー
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カルテ本体上方のグリーン・ベルトを「カルテ・ヘッダー」と呼びます。その左端にカルテIDが表示され、右方に幾つかアイコンが並びます。default では「検索欄」「Problem List」「ツール・メニューを開く歯車アイコン」があります。
カルテID は、誤読防止のため「4桁ずつハイフンで区切られ」表示されますが、ドラッグ・アンド・ドロップすると本来の8桁 IDとなります。
- カレンダー
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default ではカルテ左端に受診履歴を示すカレンダーが開き、受診日をクリックすれば、そのページにジャンプできます。詳細はカレンダーの HELP を参照してください。初期設定でカレンダーを非表示にできます。
- 履歴
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カルテの参照履歴のリストが開き、その行をクリックすれば過去に参照したカルテを開くことができます。再度「履歴」ボタンをクリックするとパネルは消えます。タイトル「参照年月日」をクリックすると、リストの日付は逆順にソートされます。
シフトキーを押しながら履歴をクリックすると、その履歴行を削除できます。
「カルテを別ウインドーで開く」にチェックが入っていると、カルテが別ウインドーとして開きます。メモリーを多少喰いますが複数のカルテをスピーディーに渡り歩くには便利です。
- 待受
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診察待ち受診者のリストが表示されます。詳細は「待受」パネルのハンマー・アイコンをクリックし、設定画面から開くヘルプを御覧ください。
- カルテ内容の全文検索
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この検索フィールドを使わず、ブラウザーが標準で備える検索機能を利用することもできます。
検索フィールドで検索した場合、検索キーにマッチした部分が黄色でマークされます。黄色マークをクリックすると、次の黄色マークへと次々にジャンプすることができます。
「8文字の数値」により、カルテID によるカルテ検索ができます。患者氏名やフリガナによるカルテ検索には「虫眼鏡アイコン」を使ってください。
- 歯車アイコン
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これをクリックすると、右のツール・エリアに「ツール・メニュー」が開きます。以前の NOA でメニュー・バーに登録されていたメニューの多くがここに表示されます。
- ツール・エリア
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右のツール・エリアには「ProblemList」と「基本情報」が表示されます。周辺ツールが使用されると、ツール・エリアにはこれら周辺ツールが表示されますが、再度「ProblemList」「基本情報」を表示したい場合は、カルテ左端の受診日をクリックしてください。
- ProblemList
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これにより、そのカルテの過去からの履歴概略をひと目で把握できます。ProblemList 内容を表示するには「主訴」欄での決まった記述方式が必要です。詳細は ProblemList のヘルプ参照。
- 基本情報
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ProblemList の下には、そのページの基本情報が表示されます。詳細はそちらのヘルプをご覧ください。
- ページ・ヘッダー
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アクティブなページには、氏名や年令を表示する「ページ・ヘッダー」が付きます。グリーンの背景で表示される日付が、そのページの作成日です。
「記録」欄はそのページを作成・訂正したタイムスタンプですので、後からページを訂正した場合、グリーン表示の日付とは一致しません。「記録」ラベルをクリックすると右の TOOL AREA に修正履歴が表示されます。
アクティブ・ページのページ・ヘッダーには以下のようなアイコンが並びます。
- 本日のページを追加
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ページ・ヘッダー左端の「グリーンのプラス」アイコンをクリックすると、本日のページが追加されます( FRONT チェックで表示される「受診者タブ」をクリックしてカルテを開いた場合のみ「自動的に本日ページが追加」されます)。
この時「前回の記述が透けて見える」ので、同じ内容を繰り返し記述する必要がありません。また、データベースにも重複したデータを収納することもありません。前回の内容が透けて見える場合は、よく見ると少し「薄い文字」となっています。ここを少しでも訂正すると、実データで上書きされ「濃い文字」で表示されるようになります。
- ページを削除
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右端の「赤いマイナス」アイコンのクリックで、そのページが削除されます。
- 編集ボタン
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過去ページでは、赤い「編集」ボタンが表示されます。これについては後述の「カルテ内容の編集」で説明します。
- 文書作成
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四角い「文書アイコン」のクリックで、紹介状や診断書などを作成する「文書作成ツール」が開きます。詳細は文書作成のヘルプ参照。
- 付箋
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三角旗「付箋アイコン」のクリックで、そのページに付箋がつきます。詳細は付箋のヘルプ参照。
- 印刷
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「プリンター・アイコン」のクリックで、アクティブ・ページをプリント・アウトできます。「カルテ・ヘッダー」「歯車アイコン」「ツール・メニュー」「初期設定」で印刷フォントを小さく設定できます。「カルテの全ページ印刷」「本日の受診者全員のカルテ印刷」は「ツール・メニュー」から起動できます。
カルテ「所見」欄に添付された画像は印刷されません。添付画像をクリックして表示された画像パネルを印刷するなど、必要なら別途印刷してください。
「本日の受診者全員のカルテ印刷」は FRONT から本日の受診者をピックアップしますが、印刷される受診時刻は FRONT の受付時刻と異なり、各カルテの当日ページ作成時のタイムスタンプとなります。
- ページの選択
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ページヘッダーの受診年月日をクリックすると、そのページがアクティブになります。同時に、そのページの ProblemList と基本情報がツール・エリアに表示されます。インアクティブなページの「主訴」「所見」などのラベルをクリックしてもそのページをアクティブにできます。
「ツール・メニュー」「初期設定」で「診療録の過去履歴で空欄を表示しない」にチェックが入っていると、過去ページでは空欄の項目を表示しません。
- カルテ内容の編集
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「主訴」「所見」などの「ラベル」または「本文」をクリックすると、その欄が編集モードになり、編集パネルが開きます。ラベルを再度クリックすると、編集内容がサーバへ保存され編集モードから抜けます。詳細は編集パネルのヘルプ参照。
過去ページでは、左上に赤い「編集」ボタンが表示されます。通常のようにラベルをクリックすると、アラート・パネルが表示され編集できません。アラート・パネルの表示に従ってください。アラート・パネルをクリックするか、ページ・ヘッダーの赤い「編集」ボタンをクリックして「編集可」にすれば編集可能になります。
「検査」「処方」「診療」欄については、それぞれ専用入力ツールが右側のツール・エリアに開き、そこで入力作業を行います。従ってそれら3つの欄の編集パネルにメニューは不要ですので、CELL 編集パネルの「形式」を None に設定しておいた方がよいでしょう。この場合でも、ツールで入力された内容を、カルテ本体の編集パネルの中で書き換えることはできます。
- 修正履歴の参照
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過去のページを強制的に修正すると「誰が何時修正したか」修正履歴が残ります。これを参照するには「記録:pageHeader」欄をクリックし、右のツールエリアで修正履歴を参照できます。
- 診療の終了
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「診療」欄で開く「診療入力」ツールで診療行為を入力し「集計」ボタンを押した時点で NOA は「このカルテの診療が終了した」と認識します。
- 立ち上げ時 このヘルプを表示しない
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「ツール・メニュー」「初期設定」で「立ち上げ時のヘルプ表示せず」にチェックを入れると、立ち上げ時にこのヘルプを立ち上げません。「ツール・メニュー」「NOA HELP」をクリックすれば、このヘルプを見ることが出来ます。