描画は HTML5 の機能を使っていますが HTML5 規格がまだ完全に FIX されておらず、ブラウザーによっては描画機能の一部しか提供されていません。現状では Chrome の対応が最も良く Safari も他からスケッチエリアへの画像ドロップ以外は大丈夫です。
- Pen
-
自由な曲線を描けます。
- 消しゴム
-
ペンの色を白にし、太さを自由に設定して消してください。画像エリア上の「下の画像をクリア」をクリックすれば、画像エリア全体を一度に消去できます。
- ToothPaste
-
歯磨チューブから搾り出したような曲線を描けます。
- Line
-
注釈につける棒線を描けます。棒線の開始点をクリックし、マウスを抑えたままドラッグし離すと、開始点から離した点まで棒線が引かれます。開始点の色はカラーパレットで選択できます(現在の HTML5の仕様では描画中の線は見えません。ドラッグしたマウスボタンを離すと見えます)。
- Text
-
ツール・ポップアップメニューから「Text」を選択すると、文字入力パネルが現れます。文字入力後、画面上をクリックすると、その位置に文字が貼り付けられます。文字色はカラーパレットで選べます。
- カラーパレット
-
カラーパレットのクリックで色を選択できます。
- カラー属性
-
- スライダーでペンの太さを調整できます
- スライダーで色の透明度を調整できます
選択されたカラーや透明度、ペンの太さなどは、左上のインジケータで確認できます。
- 画像の貼り付け
-
- スケッチ・エリアへの画像の貼付
デスクトップやファインダーから画像アイコンをドラッグ・アンド・ドロップでスケッチ・エリアに貼り付けられます(Safari は HTML5 一部未対応のためドロップできません。Chrome は対応)。
- ファイル・アップロードによる方法
もうひとつの方法として、パソコン内のファイルを読み込む方法があります。アップロード方法については後述。ドラッグ・アンド・ドロップでは画像の端が切れる場合がありますが、アップロードでは元画像そのままに表示されます。
- カルテへの画像の貼付
「読込」ボタンで表示されたサムネイルをドラッグして NOA 所見欄の編集領域にドロップできます。編集領域には HTML 形式で貼り付けられますが「確定」するとサムネイルとして表示されます。カルテに貼り付けるサムネイルのサイズは NOA の「TOOL MENU」「初期設定」で大・中・小に変更できます。
通常の画像ファイルのようにデスクトップに貼り付けても画像は再現されません。
アイコンをクリックして表示された画像なら、ドラッグしてデスクトップに貼り付けることができます。
- 読込
-
臨時・図版・カルテのタブを選択することにより、夫々のフォルダー内の画像がサムネイルとして表示されます。サムネイル表示は、ポップアップメニューで「水平表示」「縦横表示」に切替えられます。
サムネイルと、その上部アイコンのクリックによる動作。
- サムネイルをドラッグ・アンド・ドロップ:画像をカルテの「所見欄」にドロップできます。編集を確定するとカルテに画像が表示されます
- サムネイルをクリック:画像がスケッチ・エリアへ貼り付けられます(これが可能なのは画像のみ)
:サムネイルをサーバから削除します
:実物大の拡大画像が別ウインドーで表示されます。これはデスクトップなどへドラッグ・アンド・ドロップできます。
ただし、サムネイルを直接ドラッグした時の形式とは違うので、カルテにドロップしても画像は表示されません。
- 保存
-
作成した絵は「保存」ボタンでサーバに保存できます。保存先を選択してください。保存先には以下の3種類があります。
- 臨時:図版にもカルテにも属さない臨時の画像を保存するフォルダー。
- 図版:カルテで共通・頻回に使われる図や画像を保存しておくためのフォルダー。ゴム印のようなもの。
- カルテ:カルテのツール・メニューから Draw ツールを開いた場合、そのカルテ専属の画像を保存するフォルダー( Draw ツールを直接開いた場合、「カルテ」タブは表示されません)。
- アップロード
-
スケッチ・エリアに描いたものに限定せず、パソコン上の色々なファイルをサーバに蓄積する機能です。
アップロード先を聴いてきますので、ラジオボタンを選択してください。次の画面でファイルを選択し、ファイルをアップロードのボタンを押すと、ファイルがサーバへ保存されます。
テキストや動画、圧縮ファイルなども保存できます。
- 患者さんへの画像提示方法
-
単に
アイコンで提示してもよいですが、画面一杯に表示する簡単な方法をご紹介します(Mac でのみ可能)。カルテのサムネイルをドラッグしデスクトップにドロップします。その画像アイコンを選択し「スペースキー」を押すと、画像が Quick Look で表示されます。パネル右上の拡大アイコンをクリックすると、画像が画面一杯に表示されます(「escキー」で元のサイズに戻る)。この方法ですと画像が画面一杯を覆い、他のものを隠すメリットもあります。デスクトップに画像アイコンが散らばることになるので、これらは使用後削除します。
- ウインドーの位置とサイズを記憶
-
「読込」操作と同時に、現在の Draw ウインドーの位置とサイズを記憶し、次にウインドーを開いた時、この位置とサイズを再現してくれます。
- スケッチを描き、カルテへ添付の流れ
-
- NOA の「道具メニュー」あるいは「所見」欄の編集パネルから Draw を開く
- Pen の太さや色を選んで図を描く
- 必要に応じ Line や Text で註釈を加える
- 必要に応じ白色 Pen を消しゴムとして使う
- 「保存」ボタンで、保存先ラジオボタンを表示
- 保存先として「カルテ」を選択し「保存」
- 表示されたサムネイルを drag an drop でカルテ所見欄へ貼り付ける
- 所見欄を確定すると、貼り付けた図が表示される
- Draw を閉じる