重要: Nagiosはconfigureスクリプトでオプションを与えることによってオブジェクト設定ファイルの保存に異なる方式で設定することができます。このドキュメントでは、Nagiosをデフォルトオブジェクトデータルーチンサポートでコンパイル(つまり、configureスクリプトで--with-default-objects引数を使って)したという仮定での追加データ定義の方法を記述しています。この設定フォーマットは下位互換のためだけに提供されていることに注意してください。テンプレートベースオブジェクト定義によるより柔軟で、クリアな方法を提示しています。私は将来的にスタンダードになる、テンプレート設定ファイルへ移行する事を強く進めておきます。
Notes
設定ファイルの作成および修正時には以下のことを頭に入れておいてください:
目次
ホスト定義
ホストグループ定義
通知先定義
通知先グループ定義
コマンド定義
サービス定義
時間帯定義
サービスエスカレーション定義
ホストグループエスカレーション定義
サービス依存定義
ホスト定義 |
書式: | host[<host_name>]=<host_alias>;<address>;<parent_hosts>;<host_check_command>;<max_attempts>;<notification_interval>;<notification_period>;<notify_recovery>;<notify_down>;<notify_unreachable>;<event_handler> |
例: | host[novell1]=Novell Server #1;192.168.0.1;;check-host-alive;3;120;24x7;1;1;1; |
ホスト定義はサーバ、ワークステーション、デバイスなどのネットワーク上の物理的な定義です。ホスト定義の引数は以下の通りです。
<host_name> | これはそのホストを識別するショートネームです。ショートネームはサービスやホストグループ定義でどのホストに属しているか識別するために使用されます。 ホストは属している(監視する)複数のサービスを持つことができます。適切に使用すれば、このショートネームが$HOSTNAME$マクロに含まれます。 |
<host_alias> | これはそのホストを識別するロングネームもしくは説明です。これはそのホストをより簡単に識別するために使用します。適切に使用すれば、このエイリアスが、 $HOSTALIAS$ マクロに含まれます。 |
<address> | これはそのホストのIPアドレスを定義します。FQDNを使用することもできますが、DNSサービスに障害が発生した場合問題を引き起こします。適切に使用すれば、このアドレスが$HOSTADDRESS$ マクロに含まれます。 |
<parent_hosts> | これはこのホストの"親"ホストをカンマ区切りのショートネームで記述します。親ホストの典型的なものとしては監視サーバとリモートホストの間に位置するルータやスイッチ、ファイアウォールなどが挙げられます。リモートホストの近くにあるルータやスイッチなどは"親"ホストと考えられます。詳しい情報はここにある"ネットワークホストの到達性と状態の決定"ドキュメントを参照してください。もしこのホストが監視サーバと同一のネットワークにある(ルータなどを挟んでいない場合)場合は、ローカルネットワークとして考えられ、親ホストは持たないでしょう。もしそのホストに親ホストが無い場合(つまりNagiosホストとそのホストが同一セグメント上にある)はここの値は空欄にしてください。親ホストを指定するかどうかと言うことは監視になんの影響も与えません。 |
<host_check_command> | これはそのホストが稼働しているかどうかをチェックするコマンドのショートネームを指定します。概して、このコマンドはこのホストが"生きている"かどうかpingをそのホストに発行して試みます。このコマンドはOK(0)ステータスで帰ってくる必要があり、そうでなければNagiosはそのホストが停止していると想定します。もしこの引数を空欄にした場合、そのホストはチェックされず、Nagiosは常にそのホストが稼働していると想定します。このことプリンタなどの頻繁に電源を落とす機器を監視するのに役立ちます。通知コマンドを発行する回数はhost_check_timeoutオプションで制御します。 |
<max_attempts> | これはホストチェックコマンドがOKステートではないステートを返して来たときにNagiosが何回再試行を試みるかと言う設定です。この値を1に設定したらNagiosはホストチェックを再度行わずに警告を発行します。 Note:もしそのホストの状態をチェックしたくないのであれば、ここの値は最小値の1に設定しなくてはなりません。 そしてホストチェックをバイパスするためには、<host_check_command>オプションは空欄にします。 |
<notification_interval> | これは通知先に再度このサーバがまだ停止しているか未到達であるかを通知先に再通知する前にどれだけ待つかその"time units"を設定します。もしメイン設定ファイルのinterval_lengthをデフォルトの60から変更していないのであれば、ここで設定する数字はは分数を表します。もしこの値を0に設定した場合、Nagiosはこのホストの障害に関して再通知を行いません - 1障害のみ通知されます。 |
<notification_period> | これはこのホストの通知イベントを通知先に通知する時間帯のショートネームを設定します。もしこの時間帯がカバーしていない時間帯にホストが停止や未到達、復旧した場合、通知は送られません。より詳しい情報はここの"時間帯"ドキュメントを読んでください。 |
<notify_recovery> | この値はホストがRECOVERYステートになった時に通知を行うかどうか決定します。この値を1に設定した場合、復旧時に通知が行われ、0に設定した場合は通知しません。Note:もし通知先設定でホスト復旧時の通知を行わない設定にしていたら、この設定にかかわらず通知は送られません。 |
<notify_down> | この値はホストがDOWNステートになった時に通知を行うかどうか決定します。この値を1に設定した場合、停止時に通知が行われ、0に設定した場合は通知しません。Note:もし通知先設定でホスト停止時の通知を行わない設定にしていたら、この設定にかかわらず通知は送られません。 |
<notify_unreachable> | この値はホストがUNREACHABLEステートになった時に通知を行うかどうか決定します。この値を1に設定した場合、未到達時に通知が行われ、0に設定した場合は通知しません。Note:もし通知先設定でホスト未到達時の通知を行わない設定にしていたら、この設定にかかわらず通知は送られません。 |
<event_handler> | これはホストの状態が変化した時(つまり、停止もしくは復旧した時)かならず実行されるコマンドのショートネームを設定します。イベントをハンドリングするスクリプトの書き方の詳細な説明についてはイベントハンドラドキュメントを読んでください。 もしこのホストにイベントハンドラを設定したくない場合は、空欄のままにしてください。 このイベントハンドラコマンドを最大何度動かすかと言うことについてはevent_handler_timeoutオプションで制御します。 |
ホストグループ定義 |
書式: | hostgroup[<group_name>]=<group_alias>;<contact_groups>;<hosts> |
例: | hostgroup[nt-servers]=All NT Servers;nt-admins;nt1,nt2,nt3 |
ホストグループ定義は通知をシンプルにする目的で1つ以上のホストをグループ化するために使用します。どのホストも必ず-そのホストがそのグループでたった1つだけであっても -最低1つのホストグループに属していなくてはなりません。ホストは1以上のホストグループに属す事ができます。ホストが停止、未到達、復旧したときに、Nagiosはそのホストが、どのホストグループで、それらのホストグループがどの通知先グループを持っているかを探し、それらの通知先グループに属している通知先全員に通知を行います。これは複雑に見えるかも知れませんが、ほとんどの人には必要ないかも知れません。しかしながら、これは誰がどんな障害について通知を受けるのか柔軟な対応が可能になります。ホストグループ定義の様々な引数については以下で説明しています。
<group_name> | これはホストグループを識別するショートネームです。 |
<group_alias> | これはホストグループを認識するためのロングネームもしくは説明です。これはそのホストをより簡単に識別するために使用します。 |
<contact_groups> | これは、このホストグループのホストが障害(もしくは復旧)した際に通知を行う通知先グループのショートネームのリストです。複数のホストグループをコンマ区切りで定義できます。 |
<hosts> | これはこのグループに属するホストのショートネームです。カンマ区切りで複数のホストを定義できます。 |
通知先定義 |
書式: | contact[<contact_name>]=<contact_alias>;<svc_notification_period>;<host_notification_period>;<svc_notify_recovery>;<svc_notify_critical>;<svc_notify_warning>;lt;host_notify_recovery>;<host_notify_down>;<host_notify_unreachable>;<service_notify_commands>;<host_notify_commands>;<email_address>;<pager> |
例: | contact[nagiosadmin]=Nagios Administrator;24x7;24x7;1;1;1;1;1;1;notify-by-email,notify-by-epager;host-notify-by-epager;nagiosadmin@localhost.localdomain;pageadmin@localhost.localdomain |
通知先の定義は監視ネットワークの障害イベントをだれが受け取るかどうか特定するために使用されます。通知先定義の様々な引数は以下の通りです。
<contact_name> | これは通知先を識別するショートネームです。 これは通知先グループ定義から参照されます。適切に使えばこれは$CONTACTNAME$ マクロに含まれます。 |
<contact_alias> | これは通知先のロングネームもしくは説明です。正しく使っていれば、 $CONTACTALIAS$ マクロに含まれます。 |
<svc_notification_period> | これはサービスの障害や復旧時に通知を行なう通知先の"時間帯"のショートネームです。これは通知先にサービス通知を行なうための"on call"時間と考えることが出来ます。どのように通知時間が働き不適切に使用するとどのような潜在的な問題が発生するのかに関する詳しい説明はここ を読んで下さい。 |
<host_notification_period> | これはホストの障害や復旧時に通知を行なう通知先の"時間帯"のショートネームです。これは通知先にホスト通知を行なうための"on call"時間と考えることが出来ます。どのように通知時間が働き不適切に使用するとどのような潜在的な問題が発生するのかに関する詳しい説明はここ を読んで下さい。 |
<svc_notify_recovery> | この設定は通知先がサービス復旧時に通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると復旧時に通知が行なわれ、0にすると復旧時に通知は行なわれません。 Note:もしサービスが復旧時に通知を行なわない設定になっていたらこの設定に関わらず通知は行なわれません。 |
<svc_notify_critical> |
この設定は通知先がサービスがCRITICAL状態の時にに通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると復旧時に通知が行なわれ、0にするとCRITICAL状態時に通知は行なわれません。 Note:もし |
<svc_notify_warning> | この設定は通知先がサービスがWARNINGまたはUNKNOWN状態の時にに通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると復旧時に通知が行なわれ、0にするとWARNINGまたはUNKNOWN状態時に通知は行なわれません。 Note:もしサービスがWARNINGまたはUNKNOWN時に通知を行なわない設定になっていたらこの設定に関わらず通知は行なわれません。 |
<host_notify_recovery> | この設定は通知先がホスト復旧時に通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると復旧時に通知が行なわれ、0にすると復旧時に通知は行なわれません。 Note:もしホスト が復旧時に通知を行なわない設定になっていたらこの設定に関わらず通知は行なわれません。 |
<host_notify_down> | この設定は通知先がホスト停止時に通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると停止時に通知が行なわれ、0にすると停止時に通知は行なわれません。 Note:もしホスト が停止時に通知を行なわない設定になっていたらこの設定に関わらず通知は行なわれません。 |
<host_notify_unreachable> | この設定は通知先がホスト未到達状態時に通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると未到達時に通知が行なわれ、0にすると未到達時に通知は行なわれません。 Note:もしホスト が未到達時に通知を行なわない設定になっていたらこの設定に関わらず通知は行なわれません。 |
<service_notify_commands> | これはサービス障害もしくは復旧時に通知先に通知する際に使用するコマンドのショートネームを設定します。複数の通知コマンドをカンマ区切りで設定することができます。通知先に通知する必要がある時にここでリストされた全コマンドが実行されます。通知コマンドを最大何回実行するかについてはnotification_timeoutオプションで制御します。 |
<host_notify_commands> | これはホスト障害もしくは復旧時に通知先に通知する際に使用するコマンドのショートネームを設定します。複数の通知コマンドをカンマ区切りで設定することができます。通知先に通知する必要がある時にここでリストされた全コマンドが実行されます。通知コマンドを最大何回実行するかについてはnotification_timeoutオプションで制御します。 |
<email_address> | これは通知先のE-Mailアドレスを設定します。通知コマンドをどのように設定したかに依存しますが、これは通知する際に送られる警告の送先E-Mailアドレスを設定します。正しい使用をしていれば$CONTACTEMAIL$マクロにこの値が含まれます。 |
<pager> | これは通知先のページャ番号を設定します。同様にページャゲートウェイのE-Mailアドレスでも可能です。(つまり、pagejoe@pagenet.comとか)$CONTACTPAGER$マクロにこの値が含まれます。 |
通知先グループ定義 |
書式: | contactgroup[<group_name>]=<group_alias>;<contacts> |
例: | contactgroup[nt-admins]=NT Administrators;bbarker,jdoe |
通知先グループ定義は警告/復旧通知を送る目的で1つ以上の通知先の設定です。ホストやサービスが障害もしくは復旧した際に、Nagiosは通知先を適当な通知先グループから見つけ、それら通知先グループに属している通知先全員に通知を送ります。これは複雑に見えるかも知れませんが、ほとんどの人には必要ないかも知れません。しかしながら、これは誰がどんな障害について通知を受けるのか柔軟な対応が可能になります。通知先グループ定義の様々な引数については以下で説明しています。
<group_name> | これは通知先グループを識別するショートネームです。 |
<group_alias> | これは通知先を識別するロングネームもしくはこのグループの説明です。 |
<contacts> | これはこのグループに含まれるべき通知先のショートネームです。複数の名前をカンマ区切りで設定できます。 |
コマンド定義 |
書式: | command[<command_name>]=<command_line> |
例 1: | command[check-host-alive]=/usr/local/nagios/libexec/check_ping -H $HOSTADDRESS$ -w 1000.0,80% -c 2000.0,100% |
例 2: | command[check_pop]=/usr/local/nagios/libexec/check_pop -H $HOSTADDRESS$ |
例 3: | command[check_local_disk]=/usr/local/nagios/libexec/check_disk -w 20% -c 10% -p $ARG1$ |
コマンド定義は見た通りです。コマンドを定義します。定義するコマンドにはサービスチェック、サービス通知、サービスイベントハンドラ、ホストチェック、ホスト通知、ホストイベントハンドラが含まれます。コマンド定義にはマクロを含めることができますが、そのコマンドを使用する環境でそのマクロを含めることがが"適切"かどうか確認して下さい。マクロおよび使用時の"適切"さについての詳しい情報はここを見て下さい。コマンド定義の様々な引数は以下で説明しています。
<command_name> | コマンドを識別するショートネームです。これは通知先, ホストそして、サービス定義から参照されます。 |
<command_line> | これはサービスやホストチェックでコマンドが使用される時、Nagiosが実際にはなにを実行するか定義します。コマンドラインが実行される前に、全適切なマクロ はそれぞれの値に置き換えられます。いつ異なるマクロを使用できるかと云う事に関してはマクロのドキュメントを参照して下さい。 コマンドラインが引用でくくられないように注意して下さい。 |
サービス定義 |
書式: | service[<host>]=<description>;<volatile>;<check_period>;<max_attempts>;<check_interval>;<retry_interval>;<contactgroups>;<notification_interval>;<notification_period>;<notify_recovery>;<notify_critical>;<notify_warning>;<event_handler>;<check_command> |
例 1: | service[nt1]=FTP;0;24x7;3;5;1;nt-admins;120;24x7;1;1;1;;check_ftp |
例 2: | service[nt1]=HTTP;0;24x7;3;5;1;nt-admins;240;24x7;1;1;1;;check_http2!192.168.0.2!/!88 |
例 3: | service[linux1]=Zombie Processes;0;24x7;3;5;1;linux-admins;240;24x7;1;1;1;;check_procs!5!10!Z |
サービス定義はホスト上で稼動している"サービス"を識別します。"サービス"という呼び名は非常に曖昧です。そのホストで実際に稼動しているサービス(POP,SMTP,HTTPなど)も指しますしそのホストに関連した他のタイプも指します(PINGのレスポンス、ログイン中のユーザ、ディスク空き領域など)。サービス定義の様々な引数については以下で説明します。
<host> | これはこのサービスが"稼動"している ホストのショートネームを指定します。 | ||||||
<description> | スペース、ダッシュ、コロンを含むことの出来るサービスの説明です(セミコロン、アポストロフィー、クエスチョンマークは含めません)。同じホストに関連した2つのサービスが同じ記述を行うことができません。 | ||||||
<volatile> | この設定はそのサービスが"volatile"サービスかどうか設定します。 サービスは通常volatileではありません。通常のサービスとvolatileサービスとの違いに関する詳しい情報はここです。このフィールドを1に設定するとこのサービスはvolatileで0に設定すると通常のサービスになります。 | ||||||
<check_period> | これはこのサービスがチェックする時間を識別する時間帯のショートネームです。サービスチェックはこの設定で指定した時間帯の中でしかサービスチェックを行ないません。時間帯がどのように働いて不適切な使用でどんな潜在的な問題が発生するかなどの"時間帯"に関するドキュメントはこちらです。 | ||||||
<max_attempts> | これはサービスチェックがOKステートでは無い状態を返して来た時にNagiosが何度そのサービスチェックをくり返すかを数字で定義します。この値を1に設定するとNagiosは(サービスチェックが障害を検知したら)サービスチェックを再試行せずに警告を生成します。この値に関する詳しい情報はサービスチェックスケジュールを見て下さい。 | ||||||
<check_interval> | これはサービスの次の"regular"チェックをスケジュールする前にどれだけ待つかその待ち時間を"time units"で指定します。"regular"チェックとはそのサービスがOKステートかnon-OKステートだが際チェック済の時に発生するチェックです。メイン設定ファイルのinterval_lengthオプションの値がデフォルトの60であるなら、この例の値は1分になります。この値に関する詳しい情報はサービスチェックスケジュールを見て下さい。 | ||||||
<retry_interval> | これはサービスの際チェックをスケジュールする前にどれだけ待つかその待ち時間を"time units"で指定します。サービスはnon-OKステートに変化した際にこの値の間隔で再チェックをスケジュールします。サービスの再試行がステートが変化しないままmax_attemptsで設定した回数に達したらcheck_intervalで指定した"通常の"再試行の間隔にもどります。メイン設定ファイルのinterval_lengthオプションの値がデフォルトの60であるなら、この例の値は1分になります。この値に関する詳しい情報はサービスチェックスケジュールを見て下さい。 | ||||||
<contactgroups> | この設定はこのサービスが障害、復旧したときに通知するための通知先グループをカンマ区切りのリストです。このサービスの障害や復旧が発生したらNagiosはここで設定した通知先グループ全てに通知を発行します(下の通知オプションに依存します)。 | ||||||
<notification_interval> | これは通知先に再度のサービスがまだnon-OK状態を通知先に再通知する前にどれだけ待つかその"time units"を設定します。もしメイン設定ファイルのinterval_lengthをデフォルトの60から変更していないのであれば、ここで設定する数字はは分数を表します。もしこの値を0に設定した場合、Nagiosはこのホストの障害に関して再通知を行いません - 1障害のみ通知されます。 | ||||||
<notification_period> | これはこのサービスの通知イベントを通知先に通知する時間帯のショートネームを設定します。もしこの時間帯がカバーしていない時間帯にサービスが停止や未到達、復旧した場合、通知は送られません。より詳しい情報はここの"時間帯"ドキュメントを読んでください。 | ||||||
<notify_recovery> | この値はサービスがRECOVERYステートになった時に通知を行うかどうか決定します。この値を1に設定した場合、復旧時に通知が行われ、0に設定した場合は通知しません。Note:もし通知先設定でサービス復旧時の通知を行わない設定にしていたら、この設定にかかわらず通知は送られません。 | ||||||
<notify_critical> | この設定は通知先がサービスがCRITICAL状態の時にに通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると復旧時に通知が行なわれ、0にするとCRITICAL状態時に通知は行なわれません。 Note:もし通知先設定がCRITICAL時に通知を行なわない設定になっていたらこの設定に関わらず通知は行なわれません。 | ||||||
<notify_warning> | この設定は通知先がサービスがWARNINGまたはUNKNOWN状態の時にに通知を行なうかどうかを決定します。この値を1に設定すると復旧時に通知が行なわれ、0にするとWARNINGまたはUNKNOWN状態時に通知は行なわれません。 Note:もし通知先がWARNINGまたはUNKNOWN時に通知を行なわない設定になっていたらこの設定に関わらず通知は行なわれません。 | ||||||
<event_handler> | これはサービスの状態が変化した時(つまり、停止もしくは復旧した時)かならず実行されるコマンドのショートネームを設定します。イベントをハンドリングするスクリプトの書き方の詳細な説明についてはイベントハンドラドキュメントを読んでください。 もしこのサービスにイベントハンドラを設定したくない場合は、空欄のままにしてください。 このイベントハンドラコマンドを最大何度動かすかと言うことについてはevent_handler_timeoutオプションで制御します。 | ||||||
<check_command> |
これはNagiosがサービスの状態をチェックするために走らせるコマンドです。コマンドには3つの書式がつかえます:
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時間帯定義 |
書式: | timeperiod[<timeperiod_name>]=<timeperiod_alias>;<sunday_ranges>;<monday_ranges>;<tuesday_ranges>;<wenesday_ranges>;<thursday_ranges>;<friday_ranges>;<saturday_ranges>; |
例 1: | timeperiod[24x7]=All Day, Every Day;00:00-24:00;00:00-24:00;00:00-24:00;00:00-24:00;00:00-24:00;00:00-24:00;00:00-24:00 |
例 2: | timeperiod[workhours]="Normal" Working Hours;;09:00-17:00;09:00-17:00;09:00-17:00;09:00-17:00;09:00-17:00; |
例 3: | timeperiod[none]=No Time Is A Good Time;;;;;;; |
例 4: | timeperiod[nonworkhours]=Non-Work Hours;00:00-24:00;00:00-09:00,17:00-24:00;00:00-09:00,17:00-24:00;00:00-09:00,17:00-24:00;00:00-09:00,17:00-24:00;00:00-09:00,17:00-24:00;00:00-24:00 |
時間帯は通知やサービスチェックを行なう"有効"な様々な時間帯のリストです。It consists one or more time periods for each day of the week that "rotate" once the week has come to an end. Exceptions to the normal weekly time range rotations are not suported.
<timeperiod_name> | これは時間帯を識別するショートネームです。 |
<timeperiod_alias> | これは時間帯を識別するロングネームもしくは説明です。 |
<xday_ranges> | これは週の特定の日の"有効"な時間の時間の範囲をコンマ区切りで定義します。定義しなければならない時間範囲は異なる7個あることに注意してください(日曜日から土曜日)。それぞれの時間範囲の指定書式は24時間制でHH:MM-HH:MMです。例を挙げると、00:15-24:00は午前0:15から午後12:20分までを指します(合計23時間45分です)。もし特定の曜日の時間範囲を空欄にすると、それはその日は"有効"ではない時間帯と言う意味になります。 |
サービスエスカレーション定義 | http://cr.yp.to/software/qmail-1.03.tar.gz
書式: | serviceescalation[<host>;<description>]=<first_notification>-<last_notificiation>;<contact_groups>;<notification_interval> |
例: |
serviceescalation[linux1;Zombie Processes]=3-5;linux-admins,managers;0 serviceescalation[nt1;HTTP]=6-0;nt-admins,managers,everyone;30 |
サービスエスカレーション定義は完全なオプションで特定のサービス通知をエスカレーションするために使用します。通知のエスカレーションの働きについてはここに詳しい情報があります。
<host> | これはそのサービスが"稼動"しているホスト のショートネームです。 |
<description> | そのサービスの説明で、スペース、ダッシュ、コロンを含むことが出来ます(セミコロン、括弧、アポストロフィーは含めません)。同じ説明に2つのサービスを含むことはできません。 |
<first_notification> | これはこのエスカレーションが有効になった最初に通知を識別する数です。たとえば、もしこの値を3に設定したら、このエスカレーションはサービスが3つめのエスカレーションになる期間に使用されるだけです。 |
<last_notification> | これはこのエスカレーションが有効になった最後の通知を識別する番号です。たとえばこの値を5にした場合、このエスカレーションは特定のサービスの通知を5回以上は送りません。この値を0にした場合、このエスカレーションは永遠に続きます(何通でも通知したかは気にしません)。 |
<contact_groups> | これはサービス通知がエスカレーションした時に通知されるべき通知先グループのショートネームです。カンマ区切りで複数の通知先グループを設定できます。 |
<notification_interval> | このエスカレーションが有効である間の通知が送られる間隔です。この間隔に0を設定するとこのエスカレーション定義が有効になった時の最初の通知のみ送られますが、それ以外のそのホストのどんな障害についても通知は送られません。そして、サービスが復旧した時に再度通知が送られます。これは大量の通知を受け取りたくない場合に有用です。 Note:あるサービスに複数のエスカレーション設定があり通知レンジがオーバーラップしている場合、それらエスカレーションエントリの最も小さい通知間隔が適用されます。 |
ホストグループエスカレーション定義 |
書式: | hostgroupescalation[<group_name>]=<first_notification>-<last_notificiation>;<contact_groups>;<notification_interval> |
例: |
hostgroupescalation[nt-servers]=3-5;nt-admins,managers;0 hostgroupescalation[nt-servers]=6-0;nt-admins,managers,everyone;60 |
ホストグループエスカレーション定義は完全なオプションで、特定のホストグループの通知のエスカレーションに使用します。エスカレーションの働きについての詳しい説明はここです。
<group_name> | これはこのエスカレーションが適用される(ホストグループ定義で定義した)ホストグループを識別するために使用するショートネームです。 |
<first_notification> | これはこのエスカレーションが有効になった最初に通知を識別する数です。たとえば、もしこの値を3に設定したら、このエスカレーションはサービスが3つめのエスカレーションになる期間に使用されるだけです。 |
<last_notification> | これはこのエスカレーションが有効になった最後の通知を識別する番号です。たとえばこの値を5にした場合、このエスカレーションは特定のサービスの通知を5回以上送りません。この値を0にした場合、このエスカレーションは永遠に続きます(何通でも通知したかは気にしません |
<contact_groups> | これはホスト通知がエスカレートした時に通知する通知先グループショートネームです。カンマ区切りで複数の指定が出来ます。 |
<notification_interval> | このエスカレーションが有効である間の通知が送られる間隔です。この間隔に0を設定するとこのエスカレーション定義が有効になった時の最初の通知のみ送られますが、それ以外のそのホストのどんな障害についても通知は送られません。そして、サービスが復旧した時に再度通知が送られます。これは大量の通知を受け取りたくない場合に有用です。 Note:あるサービスに複数のエスカレーション設定があり通知レンジがオーバーラップしている場合、それらエスカレーションエントリの最も小さい通知間隔が適用されます。 |
サービス依存定義 |
書式: | servicedepency[<dependent_host>;<dependent_description>]=<host>;<description>;<execution_failure_options>;<notification_failure_options> |
例: |
servicedependency[nt1;WWW1 Website]=nt1;HTTP;;wc servicedependency[nt1;WWW2 Website]=nt1;HTTP;wcu;wcu servicedependency[nt1;WWW2 Website]=nt2;SQL Server;c; |
サービス依存定義は完全なオプションです。これらは監視している他のサービスの状態に基づいた実行サービスとサービス通知の両方を制御するために使います。サービス依存についての詳しい説明はここにあります。
<dependent_host> | これは依存サービスが稼動している、もしくは属しているホストのショートネームです。 |
<dependent_description> | これはその依存サービスの説明です。 |
<host> | これは依存されているサービスが"稼働"している、もしくは属しているホストのショートネームです。 |
<description> | これは依存されているサービスの説明です。 |
<execution_failure_options> | これらのオプションは依存サービスのチェックが実行されない状況を定義するのに使用します。依存されているサービスがここで指定したの障害ステータスのいずれかになったら、依存サービスは(チェックが)実行されません。有効なオプションは次の1つ以上のコンビネーションです:o = OKステートで失敗、w=WARNINGステートで失敗、u=UNKNOWNステートで失敗、c=CRITICALステートで失敗。 例:もしocuと指定した場合、依存関係はその依存されているサービスが、OK、CRITICAL、UNKNOWNステートになった場合、依存サービスのチェックは実行されません。このフィールドにはどんな失敗オプションも指定する必要がありません。 |
<notification_failure_options> | これらのオプションは依存サービスの通知が実行されない状況を定義するのに使用します。依存されているサービスがここで指定したの障害ステータスのいずれかになったら、依存サービスは(通知が)実行されません。有効なオプションは次の1つ以上のコンビネーションです:o = OKステートで失敗、w=WARNINGステートで失敗、u=UNKNOWNステートで失敗、c=CRITICALステートで失敗。 例:もしocuと指定した場合、依存関係はその依存されているサービスが、OK、CRITICAL、UNKNOWNステートになった場合、依存サービスの通知は実行されません。このフィールドにはどんな失敗オプションも指定する必要がありません。 |