警備兵イアン:
フォン・ヘルマン家の反乱をご存知ですか?当時反乱軍の残兵たちが国王討伐隊に包囲され、悲運の死を遂げたのがまさにあの森なんです。そのとき捕らえられた反乱分子たちは、皆惨たらしい拷問の末に公開処刑されました。それからというもの、森全体が呪われたかのように霧に包まれ不吉な気配を漂わせはじめました。
亡者の森に足を踏み入れた人たちの話だと、腐りかけた屍が生きているように蠢き、血を吸う悪鬼が徘徊しているとのことです。一説では邪悪な黒魔術師たちがその亡霊たちを操っているらしいですが、定かではありません。
森の中央にある廃村に、少し前から人が住み始めたという噂も耳にしましたが、誰もが見捨てたあの土地に住むなんて...無謀と言うべきか、勇敢と言うべきか...
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