NAME
       jcontrol  - simple program to control Julius / Julian mod-
       ule via API

SYNOPSIS
       jcontrol hostname [portnum]

DESCRIPTION
       jcontrol は,他のホストで動作中の julius を,APIを介してコ
       ントロールする簡単なコンソールプログラムです. Julius への
       コマンド送信,およびJuliusからのメッセージ受信を行うことが
       できます.

       起 動後,jcontrol は,指定ホスト上において「モジュールモー
       ド」で動作中の Julius または Julian に対し,接続を試みます
       . 接続確立後,jcontrol はユーザーからのコマンド入力待ち状
       態となります.

       jcontrol はユーザーが入力したコマンドを解釈し,対応するAPI
       コ マンドを Julius へ送信します.また,Julius から認識結果
       や入力トリガ情報などのメッセージが送信されてきたときは,そ
       の内容を標準出力へ書き出します.

       APIの詳細については関連文書をご覧下さい.

OPTIONS
       hostname
              接 続先のホスト名(Julius / Julian がモジュールモー
              ドで動作中)

       portnum
              (optional) ポート番号 (default=10500)

COMMANDS (COMMON)
       起動後,jcontrol に対して以下のコマンド文字列を標準入力 か
       ら入力できます.

       pause   認識を中断する.認識途中の場合,そこで入力を中断し
              て第2パスまで認識が終わってから中断する.

       terminate
              認識を中断する.認識途中の場合,入力を破棄して即 時
              中断する.

       resume 認識を再開.

       inputparam arg
              文 法切り替え時に音声入力であった場合の入力中音声の
              扱いを指定. "TERMINATE", "PAUSE", "WAIT"のうちいず
              れかを指定.

       version
              バージョン文字列を返す

       status システムの状態(active/sleep)を返す.

GRAMMAR COMMANDS (Julian)
       Julian 用のコマンドです:

       changegram prefix
              認識文法を "prefix.dfa" と "prefix.dict" に切り替え
              る. Julian 内の文法は全て消去され,指定された文 法
              に置き換わる.

       addgram prefix
              認識文法として "prefix.dfa" と "prefix.dict" を追加
              する.

       deletegram ID
              指定されたIDの認識文法を削除する.指定文法は Julian
              か ら削除される.ID は Julian から送られる GRAMINFO
              内に記述されている.

       deactivategram ID
              指定されたIDの認識文法を,一時的にOFFにする.OFF に
              された文法は認識処理から一時的に除外される.このOFF
              にされた文法は Julian 内に保持され, "activategram"
              コマンドで再び ON にできる.

       activategram ID
              一時的に OFF になっていた文法を再び ON にする.

EXAMPLE
       Julius  および Julian からのメッセージは "> " を行の先頭に
       つけてそのまま標準出力に出力されます.出力内容の詳細につい
       ては,関連文書を参照してください.

       (1) Julius / Julian をモジュールモードでホスト host で起動
       する.
           % julian -C xxx.jconf ... -input mic -module

       (2) (他の端末で) jcontrol を起動し,通信を開始する.
           % jcontrol host
           connecting to host:10500...done
           > <GRAMINFO>
           >  # 0: [active] 99words, 42categories, 135nodes (new)
           > </GRAMINFO>
           > <GRAMINFO>
           >  # 0: [active] 99words, 42categories, 135 nodes
           >   Grobal:      99words, 42categories, 135nodes
           > </GRAMINFO>
           > <INPUT STATUS="LISTEN" TIME="1031583083"/>
        -> pause
        -> resume
           > <INPUT STATUS="LISTEN" TIME="1031583386"/>
        -> addgram test
           ....


SEE ALSO
       julius(1), julian(1)

BUGS
       バ グ 報 告・問い合わせ・コメントなどは julius@kuis.kyoto-
       u.ac.jp までお願いします.

AUTHORS
       李 晃伸 (奈良先端大) が実装しました.

LICENSE
       Julius の使用許諾に準じます.

$Id: man_jcontrol.html,v 1.1 2002/09/11 21:01:05 ri Exp $