DaomancyRecord

 テーブルひとつを対象とするデータアクセスオブジェクトです。
 生成されたオブジェクトひとつがテーブルの行ひとつに対応する、アクティブレコードと呼ばれるパターンを使用しています。
 $colsに設定した列名と同じ名前のpublicメンバ変数が生成されます。メンバ変数に値を代入しupdateメソッドをコールすることで、変更がDBに反映されます。
 単独でも使用できますが、結合などをする場合はDaomancyから生成すると便利です。

変数

$table

string $table
 対象テーブル名

$cols

array $cols
 取得対象列名

$primaryKey

array $primaryKey
 プライマリキー列

メソッド

__construct

DaomancyRecord->__construct(PDO dbh)
 引数にはPDOオブジェクトを指定します

find

array(DaomancyRecord) DaomancyRecord::find(PDO dbh , string class , mixed where [ , array params ])
 DBを検索し、DaomancyRecordオブジェクト(の配列)を生成します。
 引数には、PDOオブジェクト、取得するDaomancyRecordオブジェクトのクラス名、検索条件を指定します。
 第三引数には、検索条件を文字列で渡すか、Wheremancyオブジェクトを渡します。文字列で指定した場合、第四引数に配列でパラメータを渡します。

update

boolean DaomancyRecord->update()
 現在の各プロパティの値をDBに反映します。
 primaryKeyプロパティに指定した列名を検索条件としてUPDATE文を生成し実行します。
 実行の結果影響された行数が1の場合trueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。

delete

boolean DaomancyRecord->delete()
 この行をDBから削除します。
 実行の結果影響された行数が1の場合trueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。

insert

boolean DaomancyRecord->insert()
 この行をDBに追加します。
 このメソッドを使用する場合、あらかじめ空のDaomancyRecordをnewで生成し、各フィールドに値を設定してください。
 auto_inclementなどを使用する場合は、対象の列に値を設定しないでください。
 INSERTやUPDATEの際にストアドファンクションを実行する必要があるなどの場合は、このメソッドをオーバーライドする必要があります。
 実行の結果影響された行数が1の場合trueを返し、それ以外の場合はfalseを返します。